# 8 人 目 の ほ わ い と ガ ー ル ２

正 論 ページ24

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" ごめんなさい！魚座のあなた 。 ラッキーアイテムは あなたを守るもの "








裕太くんと 喧嘩した 翌朝

裕太くんは、早朝から仕事で 目が覚めた時には居なかった




" 警戒心 無さすぎじゃない ？ "

" 知らない男に 簡単に 着いていくとか ありえないんですけど 。 "

" 1人じゃ どうしようも 出来ないくせに "




昨日の食事会で呑みすぎたからか 、 頭はズキズキするし

帰りの遅くなった私に 、 正論 を ぶつける 裕太くん の 言葉

…… 思い出すだけで 胸がチクチク痛む




そんな どんよりした 朝

情報番組で 綺麗なお姉さんが 、 うお座のあなたは 最下位 だって 言ってくる









「 ごめん！これから藤ヶ谷が特番の収録なんだ 。

悪いけどタクシーで帰れる？ 」

藤「 あっでも …… 」

「 ほら 、藤ヶ谷急げ ！ それじゃ 気を付けて 帰れよ ！ 」








私が タクシー 停められないのも 、 1人で あたふたする のも知ってるくせに …

" 1人じゃ どうしようも 出来ないくせに "



局を出ると ぽつぽつと 夏 特有の夕立が訪れて


気づけば 本降りの雨






… 占い 当たっちゃったな


守るものって傘だったか 、 なんて 考えて 近くのコンビニまで走る途中





横を通る 車に水をはねられ 、 服はびちゃびちゃ


裕太くんの言葉 と 、 濡れた洋服 と 髪 、 ランキング最下位の 私の心は もう ずたずた





「 …… っ！ おい！ 」

後ろから 聴こえる声に 振り向くと 、 会いたくて 会いたくない人


『 ゆうたくん 、 …… 』




玉「 傘もささねえで、何してんだよ！ びちゃびちゃじゃん … 、 とりあえず …… 」

「 … 占い 」

玉「 …… なに 、 占い？ 」

「 魚座最下位だったの 、 ラッキーアイテム 守るものって。

傘も忘れたし 、 いつも 守ってくれる 裕太くんも居なかったから … 」






玉「 本当にどうしようもないな 、 …… ほら 、 帰ろ ？ 」

どうしようもない って 、 裕太くんは 昨日ぶりに 笑ってくれて

『 …… どうしようもないから お世話して ？ 』




どうしようもなくて ごめんね …… ？

end

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