# 8 人 目 の ほ わ い と ガ ー ル ２

末 っ 子 コ ン ビ ページ18

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__ Kento



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千「 暇だなぁ 〜 ！！ あ〜 ！ 暇だ 〜 ！ 」

今日は 1日オフだっていうのに 、 にかたちは 仕事




…… リビングの端にあるベッドで眠る A に 大きめの声で ちょっかいを出すけど

返事は 、 返ってこない




千「 ねえ 〜 、 もう10時 だよ ？ 出かけようよ 〜 」

『 … 千ちゃん お願い 、 あんまり 大きい声出さないで …… 』




…… へ ？ なんか 、 顔赤くない ？

掛け布団で 分かんなかったけど 、 明らかに 顔が 赤いし 汗だくになってる



千「 え 、 熱 ？！ …… とりあえず ミツに電話 ！ 」

" いいよ 、まだ 仕事中 だろうし " なんて 止められたけど 、

俺は 何からしていいか 分かんないし …

千「 … あっ ！ ミツ ！ うん 今測ったら 38度は超えてる 、 病院行った方がいい ？ 」





ラジオ収録で 横尾さんも一緒にだったみたいだから

ご飯とか 、 熱の冷まし方とか いろいろ 教えてもらって 、 とりあえず病院 ……




タクシーの手配から 、 保険証 、 A の 上着

あとなんかいるっけ …

今まで 冷静に動ける 年上組が 居たから 出来たことも 、 末っ子組 同士 になったら 戸惑う



『 千ちゃん 、 抱っこして …… 』





ほんとに 歩けないくらい 、 ふらふら みたいで

お姫様抱っこをして 玄関の前 で待つ タクシーに乗り込む








藤「 … っ 健永 、 A は ？！ 」

病院から帰って 、 ついさっき ベッドでぐっすり眠りだしたと思ったら

慌ただしく帰ってくる がやさん と みつたち



千「 点滴打ってもらったから 、 熱も下がってきたし すぐ 良くなるって 」

横「 そっか 、 1日 ご苦労さま 健永 ありがとね 」








藤「 … しんどかったな 、 気付かないでごめんな …… 」

ベッドの脇に座って 、 A の おでこを擦る がやさん みたいに 包容力なんて

俺にはないけど 、 俺なりに 精一杯 頑張ったつもり

… 慣れないりんごも すりおろしたしね





『 千ちゃん ？ ありがとうね 、 おかげで 良くなったよ 、 』


末っ子 にだって 、 やれば出来るんだからな

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