何故か私はANEWN組に好かれている。 (ページ7)

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うん、でも、あのね、ナワーブ。

『ステーキ食べながら告るのやめてくれない？』

口にソースついちゃってるし！！

傭兵「だってうめーんだもん、荘園でステーキ出るのお祝いの時くらいだからさ！
あとダンスの撮影だって頑張ったし」

一周年記念という事で、荘園の皆で豪快にお祝いをした。
ANEWNは一周年記念にダンスを披露した為、疲れたらしい。

『てかやたらステーキ多くない？』

傭兵「イソップとカートから分捕った」

『酷いなおい！！！』

傭兵「あとマイクから『お前は栄養つけろ』ってブロッコリー10個くらい貰った」

『肉ばっか食べ過ぎなんだよ。野菜も食べなきゃ。さすがマイク分かってるね』

…あれ？
告白の話、どこいった？？？

『…うん。誰からもまともな告白受けてない気がするのだが』

空軍「えっ、そうなの？！」

『だってナワーブとかステーキ食べながら告ってきたよ』

調香師「どういう状況なのかしらそれ」

心眼「告られても恋愛感情が発生しないのって、珍しいですね…」

確かに。これだけ5人から告られているのに、私の恋愛感情が発生しない。

『だってもうここまで告白されると、本気でそう思ってるのか分からないもん。
もはやネタなんじゃないかって思っちゃう』

心眼「うーん、何回も告白されるのも凄いですよね…」

『もし仮に告白されてOKして本当に付き合った時、「実はドッキリでしたー！！」みたいなオチが、本当に嫌なの。恐怖でしかない』

調香師「…あなた、過去にそういう経験があったのかしら？」

『…はい。』

昔、私が好きだった人に告られて、迷わずOKしたら「ドッキリでしたー！！」って言われた。
そしてそのあと学校でいじめられた。

そんなトラウマがある。

ウィリアムとか特にドッキリっぽい。

もちろん、5人ともそれぞれの個性があって、かっないい。

だけど私は、過去にそんなドッキリをかまされた事が怖くて、OKを言えない。

そして仮に1人を選んでしまって、本当に付き合ってしまったら、残りの4人とはもう友達では居られなくなるような気がする。

5人とも、友達のままがいい。