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「勝者、ゾム！」
砂埃が完全に収まった頃、フィールドの中から出て来た2人。
熱い戦いだったようで、お互い汗を垂らして、ゾムは微笑を浮かべている。
「2人ともかっこよかったよ！」
Aが駆け寄れば、花の咲く笑顔に変わる。
負けて悔しかったであろうコネシマも、まぁいいかと笑った。
「次は俺とやぞ！」
「お前には絶対負けんからな」
次の試合はコネシマ 対 シャオロン。
2人ともバチバチと火花を散らし、完全に敵意がむき出しになっている。
「なら俺天使様貸し切りにして遊んでもらお」
「貸し切り？なんやそれ」
不意にゾムの放った一言で、2人の視線はゾムへと変わる。
するとゾムはコネシマを指さした。
「模擬戦で勝った方が天使様と居る権利貰えるんや」
「はぁ！？聞いてへんぞ何やそれ」
「さっき決めた」
「急過ぎやろ！」
不服そうな顔をするシャオロンに、コネシマはええやん、その方が殺る気上がるやろ、と言葉をかけた。
「ぐっ･･･まぁええわ、何方にせよ勝つからな」
「天使様、ええか？」
「私？いいよ、よく分からないけど」
笑って返事をすれば、3人とも満足そうな顔をする。
ゾムはAの頭に手を乗せ、横に座った。
「よーし、じゃあ始め！」
晴天の下、大地を駆ける音が聞こえた。
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ひぐさん(プロフ) - ぴうぱさん» 有難う御座います！とても嬉しい限りです。 (2020年5月25日 16時) (
レス) id: dcd65c88e0 (このIDを非表示/違反報告)
ぴうぱ(プロフ) - 続編おめでとうございます！世界観に惚れました…。これからも応援してます！頑張ってください！ (2020年5月25日 16時) (レス) id: a061e21708 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぐさん | 作成日時：2020年5月25日 10時
