☆魔王と狂気達の出会い ページ29
ky side
「しかしゾムに居場所が見つかるとはな。あの連中がやって来るのも時間の問題……か」
Aが腕組みしながらそう呟く。
確かに、道端に落ちたガムみてぇに粘着そうだもんなー…。
こっちも何か対策を練っておいた方が良いだろう。
まぁその前に…
ky「そうだな、でもお前これから寝るつもりだったんだろ？見た所最近寝れてねぇんじゃないか？
…休んだ方が良い」
「む、だがそうのんびりしては居られない。荷造りして一刻も早く此処から離れないと……」
ky「ダメだ。A、お前の体も万能じゃねぇんだ。寝ろ、話はそれからだ」
「いやでも「寝ろ」……はぁ、分かった。」
相変わらず頑固な奴だな…。
ky「じゃこーすけ。俺は此奴が寝るまで見張っとくわ。お前はヒラとフジにさっきまでのことを伝えといてくれ」
ks「おう、分かった」
ky「ん、頼んだ。行くぞA」
「…おう」
俺達はドアを開け、廊下に出た。
そのまま石造りの廊下を歩いてAの部屋へと向かう。
ky「……」
「……」
無言が続く。
隣をちらりと見た。
寝間着姿のままのそいつは何か考え込んでいて俺の視線には気づいていない様だった。
しかしよぉ、久し振りの再開がまさかこんな厄介なことになるとはな……。
此奴は良くも悪くも人を惹きつけるものがある。
それは俺等の時もそうだった。
俺はAから視線を移し、天井を見上げる。
４年前か――――
――――――ky「俺らの基地つくらねぇ？」
きっかけは最俺ハウスでソファに寝転びながら言った俺の言葉からだった。
特に理由は無い。
ただ、ふと思いついたのものが無意識に口に出てしまった。それだけ。
だから気にも留めていなかったし、彼奴等にも軽く流されて終わると思っていた、が…
hr「う〜ん、良いよー」
fj「唐突だね！？別に面白そうだから良いけど…」
ks「急だな…！まぁ慣れたけどな」
何故かヒラもフジもこーすけも賛成したのである。
俺は驚いた。
まさかこんな餓鬼の戯言みてぇなもんが受け入れられるとは。
俺はもう一度念を押すように「良いのか……？」と聞いてみた。
それでもこいつ等は「うん」と言うからますます驚いた。
でもまぁ……そうだな。
最近はこいつ等と何かすることも無かったし、丁度良い。
ky「よし！ちょっくら魔王に許可取りに行くか！！」
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名月 - 亜業ｻﾝさん» 同じ青森出身、というだけでめちゃくちゃ嬉しいです！！更新、頑張りますね！！！ (2019年8月4日 17時) (
レス) id: 4c76c89200 (このIDを非表示/違反報告)
亜業ｻﾝ(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます!貴方の作品はとても面白いので次の更新が待ち遠しいです!同じ青森出身なので頑張ってください! (2019年8月4日 14時) (レス) id: a37714ed05 (このIDを非表示/違反報告)
名月 - ここさん» ありがとうございます！！番外の方も期待していてください！！ (2019年7月26日 20時) (レス) id: 4c76c89200 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - 最高すぎ、更新楽しみやわ。 待っとるでww (2019年7月24日 1時) (レス) id: fb4821fb61 (このIDを非表示/違反報告)
名月 - (名前)ワンザさん» 嬉しいです…！！ (2019年7月22日 20時) (レス) id: 4c76c89200 (このIDを非表示/違反報告)
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