お風呂へ ページ23
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目を覚ますと、赤い天井が見えた。
何やら背中の方が柔らかい。
…ん？寝ているのか…？
起き上がって初めて、私はベッドの上で寝ていたと気付く。
寝てしまっていたのか。
誰かが運んでくれたのだろう。
ベッドから降りて、部屋を見回す。
…赤い。とにかく、この部屋は赤い。
何だ、この趣味は。
あれか？人を殺しても血が目立たないように赤くしたのか？
…それなら黒の方が目立たないぞ。
いや、そんなことはどうでもいいか。
「…ん？これは…水？」
少し歩いて、天井を見上げると、ガラス張りになっているところを発見した。
水がここから見える。
「あ、でも…温かいからお湯か」
この辺りがほんのりと温かかったので、お湯だと判断する。
なるほど。この上は風呂場になっているのか。
まぁ、とりあえず今はこの部屋から出よう。
私は近くにあった扉に手をかける。
瞬間。
扉が勝手に開いて目の前に見知った顔が現れた。
「…!？」
「あ、起きたんだね」
マスクに黒いサングラスの青年＿＿フジが話し掛けてきた。
fj「今、起こそうとしたんだけど…遅かったか」
マスク越しでも彼がニコッと笑っているのがわかる。
彼はヒラ、キヨ同様、私の仲間。
安心できる人の一人だ。
fj「Aちゃん、お風呂とか入らない？」
お風呂？
「この上にあるやつ？」
そう尋ねると、首を横に振るフジ。
fj「あれは俺専用のお風呂。ここは俺の部屋だからね」
あぁ、そうなんだ。
fj「良いお風呂あるんだけど…どうかなって。キヨからしばらくお風呂に入ってないだろうって聞いたから」
「…そうだな。お風呂に入りたい」
fj「よし、じゃあ移動するか」
私はフジについて行った。
城から出て数分歩く。
付いた場所は大きな目のついた謎の建物だった。
「…これなに？」
fj「マンションだよ。かっこいいでしょ」
何処がだよ。
怖いわ。これを作ったお前らが怖いわ。
fj「ここに良いお風呂があるんだ」
さ、入って、とフジが誘う。
私は少しばかり警戒しながらマンションへと足を踏み入れた。
「お…おぉ…」
中へ入ってすぐ、私の抱いていた警戒心が消えた。
思ったよりも綺麗なロビーが広がっていたからだ。
しかもカフェもある。
ス○バみたい。←
fj「２階が大浴場だから、こっちだよ」
フジはそう言ってエレベーターらしき物の近くへ移動。
それに乗り、私達は２階へ上がった。
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名月 - 亜業ｻﾝさん» 同じ青森出身、というだけでめちゃくちゃ嬉しいです！！更新、頑張りますね！！！ (2019年8月4日 17時) (
レス) id: 4c76c89200 (このIDを非表示/違反報告)
亜業ｻﾝ(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます!貴方の作品はとても面白いので次の更新が待ち遠しいです!同じ青森出身なので頑張ってください! (2019年8月4日 14時) (レス) id: a37714ed05 (このIDを非表示/違反報告)
名月 - ここさん» ありがとうございます！！番外の方も期待していてください！！ (2019年7月26日 20時) (レス) id: 4c76c89200 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - 最高すぎ、更新楽しみやわ。 待っとるでww (2019年7月24日 1時) (レス) id: fb4821fb61 (このIDを非表示/違反報告)
名月 - (名前)ワンザさん» 嬉しいです…！！ (2019年7月22日 20時) (レス) id: 4c76c89200 (このIDを非表示/違反報告)
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