20話「想い」 ページ20
リボーンは動けぬまま自分が実はヒットマンで綱吉をマフィアの、ボンゴレのボスになれるように教育してくれとの依頼があって来たと出来るだけ平常心に見えるように説明した
だがリボーンは内心焦っていた
家光からは居候が2人居る程度、そしてそいつらは九代目が安全だから大丈夫だという事くらいの情報しか聞いていなかった
話が全く違う、居候が他に4人増えており今6人の内の5人に武器を向けられている
しかも全員隙がなくリボーンに向けている殺気も特にリボーンの近くに居る3人と一見飄々(ひょうひょう)としているように見える白い男も強いとわかるほどだ
それに護られているように見える綱吉も殺気はないが何かオーラのようなものを感じる...9代目に似たボスとして近いものが
どうして聞いていた情報と違うのかどうして今自分はとてつもないピンチに陥っているのか
リボーンの頭の中はここからどうにかして脱出し体勢を立て直してから出直すかどうかをグルグルと考えていた
その時後ろの扉が開かれた
奈々「おやつ持ってきたわよー。あら?リボーン君扉の前で立ったままどうしたの?」
奈々さんに声を掛けられハッとなったリボーンは周りを見ると全員綱吉の部屋でのんびり寛いでいた
リボーンは自分が一般人の気配に気が付かないほど思考の渦に沈んでいた事に気が付いた
綱吉が奈々さんからおやつを受け取り皆に配り、リボーンにも座るように促しおやつを渡す
リボーンはただ茫然(ぼうぜん)としていた
奈々さんが立ち去り変わらず全員は寛いでいて先程の出来事が嘘のようだった
あの殺気は、あの緊張感は、忘れかけていた自分より上が居ると言う事を思い出したあの感覚を一瞬で無かった事になっていた
油断していたとはいえ気の抜けない相手だとリボーンはそう認識した
綱吉「それでさっきの話の続きなんだけど」
ごく自然に言われリボーンも普通に返事をしそうになったのをなんとか堪(こら)えて綱吉の言葉を待つ
綱吉「俺は皆と笑って生きていきたい、大切な人達を護りたい、だから...だからマフィアにはならない」
真剣に譲れないという気持ちを込めて真っ直ぐな瞳でリボーンと視線を合わせる
何を言っても曲げなそうな意志のこもった綺麗に澄んだその目は強く、温かかった
何故この世に産まれてから十数年の子どもにこんなに強い意志が、力が、器があるのかと疑問に思うが1つだけ思ったことがある
綱吉達の想う未来を見てみたいという小さな希望が生まれた
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最純(プロフ) - 連絡：久々の更新で読み返したところ誤字等も修正しましたが漏れもあるかもしれませんがよろしくお願いいたします。 (1月4日 2時) (
レス) id: 104b9381f6 (このIDを非表示/違反報告)
最純(プロフ) - ルイさん» 返信に3年も経ってしまい申し訳ありません(土下座)応援してくださり大変うれしいです。ありがとうございます。 (1月4日 2時) (レス) id: 104b9381f6 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - すごく面白いです！これからも続きを楽しみにしてます♪頑張ってください！ (2020年10月13日 21時) (レス) id: c97e70c31b (このIDを非表示/違反報告)
最純(プロフ) - 瑠璃さん» そうだったんですね!!瑠璃さんもお疲れ様です、お互いに体に無理させないように気をつけたいですね!!そう言っていただけるととても有難いです。話の展開はこう書きたいなって言うのあっても流れに任せてるので26話も何故こうなったか私にもわかってません(此奴) (2018年9月23日 18時) (レス) id: 0f6405b58a (このIDを非表示/違反報告)
最純(プロフ) - ミリアさん» 楽しみにしていただきとても嬉しいです。ありがとうございます!!雲雀さんはあと少ししたら出せると思いますがクロームはもう少し時間がかかるかもしれませんので気長に待っていただければありがたいです!!!ふぁん?あの伝説のファンですか!!!!!!!(どの伝説？)← (2018年9月23日 18時) (レス) id: 0f6405b58a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：最純 x他1人 | 作成日時：2018年2月22日 12時
