「キラキラな君だから、大好きになっちゃった！」明星スバル

何てことない日…３ ページ4

スバルside


声をかけてきた彼女が聞きたいのはホッケ〜のことだった。


スバル「ホッケーなら…きっと」


そう答えようとした瞬間、
名案が頭に浮かんだ。


スバル「説明してる暇ないよ！ついてきて！」


俺はその子の手首を握って一緒に走った。


貴方「へ、ちょっ…明星君！？」


俺はその子の声なんて無視して、突っ走った。


きっとホッケーはあそこにいる！！


そう思ったところに向かって。
一直線だ。


しばらく校内を走り回った。


けど、ホッケーは見つからなかった。


スバル「ごめんね！！ホッケーが行きそうなところ全部回ったんだけど…」


俺がその子に頭を下げると、


笑い声が聞こえた。


スバル「へ？」


俺が不思議に思って、上を見上げると、


その女の子が天使のように…


貴方「ふふ、明星君面白いね？」


微笑んでいた。


スバル「……っ」


俺はその笑顔を見て、顔が赤く染まっていることに気がついた。


慌てて手で顔を隠す。


貴方「どうかした…？」


その子が不安そうに聞くため、俺は


スバル「なんでもない！全然、大丈夫だから…！！」


そう言って笑って見せた。


するとその子もつられたのか笑ってくれた。


貴方「今日は本当にありがと。結局、北斗は見つからなかったけど…
スバル君と少しお話しできて楽しかったよ！」


そう笑顔でいうその子に、


ますます胸の鼓動が高まる。


貴方「あ、そろそろ時間だ…じャア帰るね」


嫌だ……


貴方「バイバイ」


行かないで……


スバル「待ってっ！」

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