気まぐれ【7】 ページ9
お風呂で冷えた体を十分に温められ、心もリラックスできた。
リビングに行くと、彼がソファでゴロゴロしていた。
「ふっかふかやぁ〜！ここで寝てたい〜！」
とのこと。
お腹空いたけど、作るのが面倒になってきた。
私もソファでゴロゴロしてたい。
はぁ…今日ももう、適当にカップ麺でいいや。
A「今からご飯食べるけど、あなたはどうする？」
「んぁ！食べる食べる！おなかペコペコや〜」
A「分かった。すぐ出来るやつだから、そこに座ってて」
彼は、私が指さした椅子に座り、まだかまだかと待っていた。しかし、ご飯はカップ麺という現実。
美味しいから文句はないけどね。
2つのカップ麺を机に置き、お湯を入れる。
その様子を彼はじっと見ていた。
「ほぉ…なんや変わった食べもんやなぁ。これなに？」
A「！？カップ麺知らないの！？」
びっくりして危うくお湯を零すところだった。
「知らへんよ〜。お師さん、こんなん食べてないもん。初めて見た」
マジかぁ…(＾ω＾)
「これ、もう食べてええのん？」
A「まだダメ。3分待つの」
「なんでぇ？」
A「そっちのほうが美味しいから」
「はぁーい。………もういい？？」
A「まだ5秒も経ってないよ」
「ええ〜、はよ食べたい〜」
机に突っ伏して「うみゅ〜」とうなって、足をパタパタさせる。ほんと子供みたいだなこの人。
「あ、せやせや！あんたのことなんて呼べばいい？」
A「えっ、あ…普通にAで、いいよ」
「分かった！A！A〜！♡」
A「ちょっ、連呼しなくていいから！」
「なんで？いいやん！嬉しいもん♪A〜」
A「〜！/////」
異性に下の名前で呼ばれるなんて小学生以来なんだけど…恥ずかしいというかなんというか…
A「じゃあ、私はあなたのこと…なんて呼べばいいかな…」
「『みか』って呼んで」
A「み、みか？」
女の子の名前みたいだ。
「うんうん。みかやで！もっかい呼んで？」
A「えっ…み、か」
「もっかい」
A「〜っ！/////みか!!もう終わりね！」
みか「えへへ〜」
なんなんだこのやり取り…恥ずかしさ極まりないよまったく！/////
A「…あ、そうだ！もうラーメン食べれるんじゃないかな」
みか「やったー！食べよ食べよ♪いただきまーす！」
A「いただきますっ」
みか「うっ！あっちぃ！舌ヒリヒリする〜」
A「あっ、大丈夫？」
彼はどうやら「猫舌」なようです。
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ももちゃん(プロフ) - 続き楽しみにしてます！書いていただけたら嬉しいです (2021年5月29日 5時) (
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作者名：まりも米 | 作成日時：2017年6月18日 20時
