【刀剣乱舞】繰り返す審神者は何を思う (ページ17)

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みんなと生きたい：ＥＮＤ　７月２４日　昼ページ17

こんのすけ「木箱の調査要請は、３回目の本丸崩壊の前のありました。勿論、崩壊した本丸の審神者から。」
ありがとう、その審神者の人…、と心の中で感謝しつつ、
A「じゃあ、本題だけど、木箱が送られて何日後に襲撃が？」
こんのすけ「政府は丁度、メンテナンスなどがあり、なかなか調査をするのが難しい状況でした。なので、木箱を調べたのは要請を受けて３週間後でした。その時はもうすでに木箱と本丸は…。」
A「…。」

限られた時間は３週間。その前に本丸崩壊の犯人から守らなければならない。

A「こんのすけ。結界の強化をしてもダメなの？」
こんのすけ「それもできます。しかし、防ぎきれるかどうかはわかりません。」

もはや打つ手が見当たらない。けれども、黙って髪を引っこ抜かれて、６回目の犠牲者にはなりたくもない。

こんのすけ「A様、今までの本丸の襲撃には共通点があります。その共通点をなくせば、襲撃が免れる可能性もあります。」
A「共通点って…？」

こんのすけ「それは、政府偵察により、ブラック本丸と政府から認定されているところです。」

悔しかった。当然の結果だ。こんなにも信頼を失っていれば、政府からもそう呼ばれるだろう。
最低最悪の称号を。

こんのすけ「しかし、A様の場合、さっきので刀剣男子の様子がよい意味で変わったのは明らかです。このままいけば、ブラック本丸ではなくなります。」
A「本当に…？今からでも遅くありませんか？」
こんのすけ「はい。」

希望がAに差し掛かる。なくなる『だろう』ではなく、なくなり『ます』。
確実となっていくブラック本丸からの脱出。

希望という温かい光を浴びれるのは３週間という短い時間であっても。

絶望という闇の手が差し伸べられているのも３週間という時間であっても。