逸材とマネージャー

#22 ページ25

がらーんとした食堂。
まだ誰1人としていない。

石「やっぱり早かったか」
なんて笑ってる。

食堂のおばちゃんにも
今日は早いのねーて笑ってた。

おぼんを持ち窓際の席に行く。
石川くんと向かい合いながら食べる。
他愛のない話をしながら。

あの人はこんなんだとか
選手一人一人の事を教えてくれる。

ふとデートみたい。
なんて思っていたら

石「そうだね」
って顔を赤くして笑ってる。

えっ？心の声聞かれてた、、、

貴「えっ??心の声が聞こえるの?!」
ったあたふたしてたら
石「声に出たよ」
って笑われた。

ヤバい…とてつもなく恥ずかしい…

俯いてると

石「今度デートする？」
なんて控え目に言われ

顔を上げると
顔が真っ赤の石川くん。

それに釣られて私も赤くなる、、、

2人して顔を真っ赤にしてると

選手の皆が食堂へゾロゾロとやってきた。

西「あぁー部屋にいないと思ったらー
こんな所にいたー。」
なんてご主人様に会えた犬のように
喜んでる西田くん。

さっきの言葉に何も返事が出来ないまま
今度は皆でワイワイ楽しくおしゃべり
しながら
夜ご飯の時間は終了となった。

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