味見【乙骨憂太】

味見 ページ45

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「ぅわっ！？あ？A」




『へ、ちょごめん！！！！』




「はぁ！？」





任務帰り、寮に直行する前にAを探しに2人を連れて(本人の意思は無いものとする)校舎を探していた真希だが、その探し人が突然廊下の角から凄い速度で飛びでたので、要件を伝える前に去ってしまった。




3人はちんぷんかんぷんである。





「つなまよ？」




何があったの？と言いたげに真希に向かい首を傾げる棘。





「めっちゃアイツ顔赤かったぞ…ん？赤かった？」




意外とちゃんと見てたパンダ。






「……」

「…すじこ」





そして何かを察する悪ノリ三人衆。




1人は納得したような顔。




1人はニヤニヤしている顔。




1人はやっとかァ…長かったな、という顔。






「Aはストレートに好意を伝えられると照れるからな。どうせアイツだろ。」




「た、たかな！？」




「おい棘、それは憂太サンに失礼だろ。」






上から、真希、棘、パンダである。




ちなみに棘は「あ、アイツが！？」と言ってる。パンダ、誰もまだ乙骨憂太とは言ってないんだが？










＿＿＿＿＿弄るネタが出来た。




そう3人の頭には浮かんでいるだろう、となれば早速Aが飛び出てきた方面へ足を向ける。






「お、予想通り憂太サンがいるぞ……アイツもアイツで固まってね？」




「……うーし、撤収。」




「しゃけ〜」





結果:面白そうだけど巻き込まれるのは勘弁。





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『いや知らん知らん知らん知らん！！！！！なんだこれ助けて！？！？！？』





「……え、Aちゃん？！」







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