味見【乙骨憂太】

味見 ページ40

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「おい……おいA…」




『……』




「おい……無言で毛を抜くのやめろ…」




『……ねぇパンダ』




「なんだ？」










『黒の部分だけ全部抜いていい？』




「やめろ抜くな」





ちぇ……まぁ冗談はさておき………



目の前のモフモフ…まぁ胸元は禿げてるけど……モフモフが文句言ってるが聞き流し本題にはいる











「＿＿＿罪悪感で死にそう、？」




『はい……』






相談内容は、一年唯一の良心兼恋を味見しているお相手 乙骨憂太の事である。






自分的にはデートが最後の味見だろうと思っていたのだが、その後も憂太が楽しそうにしているのでこの関係を終わるに終われなかったのだ…






私はあの顔にどうしようも無く弱いな……ハハ










「…責任取って嫁に貰ったらどうだ？」




『よめ…………』





「オイ真に受けんなA。どちらかというとお前が嫁に貰われる側だろ。」




『そうじゃん……』






はぁ…とパンダにため息を吐かれる……ごめんなパンダ。相談する前に毛を毟って……





うーーーーん、何となく恋とやらは分かった気もしなくはない…いややっぱ分かんねぇや。





今までの事を思い返し、恋とは(哲学)と思考を巡らせていると上から声がかかった








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