味見【乙骨憂太】

毒味 ページ35

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『お？憂太〜！私が肘入れた人』




待ってAちゃん、肘入れたってなに？？？？？




その後に『うわ、え、なんで？また私地雷踏んだ？？？』って言葉は、Aちゃんの肘入れた発言によって聞こえなかった。





「入れられた人です……彼氏さんもいらしたようなので、僕は去りますね。
本当にすみませんでした。」






『いやだからいいですって！私の方こそすみませんでした…反射とはいえ肘入れてしまって…』






ナンパじゃない…？それは良かった、けど…なんでそんなに仲良くなってるの？






お互いに「いやいや」『いやいや』と言いながら謝っている光景を見せられる………Aちゃんの人と仲良くなる力は凄いなぁ…(思考放棄)



(中学時は高嶺の花という名のボッチなA『高専入ってから人間適当でも生きてけるって分かった。(例:五条悟)』)






『あ、じゃ！次はちゃんと声かけてからですよ！』




「はいー！ではデート楽しんでください！」




「えっ、！？」





別に間違えでは無いけどっ、Aちゃんこの人に伝えたの？？？？？




え、ちょっと本当に何の関係もないんだよね…？(肘入れた･入れられた関係)



連絡先とか交換してないよね？？？(のど飴(ハッカ)と落としたものを交換した)




『さて、憂太もきたし、デート開始だね！』



色々問い詰めたくなったけど、これからのことにワクワクしてるAちゃんの顔を見たらどうでも良くなってしまった。…いやあの人との関係が発展したらどうでも良くないけどね？



「まぁ……いっか」





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「Aちゃん何時からいたの？」



『え？11時ちょうど……あれ！？なんで10時半なの！？


……そういや私の腕時計ぶっ壊れてるんだった…』



「！なら雑貨屋さんも行かないとだね」



『…てか私が早いのは時計のせいだとして、憂太もなかなかに早いよね？』


「……楽しみでつい」


『うっっっっっ！！！！！可愛いっっ！！！！！』


「Aちゃん？？？」






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