毒味 ページ28
❊
共有スペースの机でスヤスヤと寝息を立てているAちゃんを見つけた。
机の上には すっかり冷たくなっているであろうマグカップが置いていて、きっと誰かを待っていたんだと思う……多分。
その相手が僕だったらいいな、と思い彼女に近づく。
「……Aちゃん」
声をかけても何も反応しないほど眠っている。
それをいい事に、寝ている彼女の顔をじっと見つめる。
相変わらず綺麗な顔をしているなぁ、と見惚れる。
長いまつ毛にふっくらとした唇、白い肌、頬は少し部屋が暑いのか 薄ら赤みがかかっている。
「クマ出来ちゃってるよ……しっかり休んでね」
少し前 放課後の教室で寝たフリをした時、彼女にされたようにクマを親指の腹でそっとなぞる。
彼女は最近準一級術師になったらしく、二級のときよりも任務が入ってくるようになったみたい。
『休みはあるし
昼間は元気に振舞っているけれど、このクマを見ると少し…いやかなり不安を感じる。
クマをなぞっても起きる気配が全くない。そんなに疲労が溜まっているのかな、?
「………」
……少しくらい、いいよね
彼女の頬にかかっている髪をすくい取り、そのまま顔を_____
___
『んぁー、めっちゃ寝たわーーー…?ブランケット?憂太かぁ……お礼しに行こ』
なんで乙骨って分かったんですか?
A.『悲しいことにね、こんな事してくれるの憂太しかいないんだよ。』
❊
138人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
〇(プロフ) - ましゅまろおれんじさん» いつも読んで頂きありがとうございます!表記に関するご意見ありがとうございます、とても助かります!もう少し色を濃くしてみますね!もしまだ見えにくかったら申し付けください! (2022年4月3日 22時) (レス) id: b0fd5f9459 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろおれんじ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます!乙骨くんのスイッチのオンオフが面白いです!お願いがあるのですが、ページの最後に薄く書かれている文章がどうしても見えない時があるので、もう少し濃く表記してくださったら幸いです。御検討よろしくお願いします。 (2022年4月3日 18時) (レス) @page23 id: 980be3e730 (このIDを非表示/違反報告)
〇(プロフ) - 火鳥さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!頑張りますね! (2022年4月1日 11時) (レス) id: b0fd5f9459 (このIDを非表示/違反報告)
火鳥 - なんだこれ。憂太サンも夢主ちゃんもどっちも可愛いな!!題名に一目惚れしました。無理のない範囲で更新頑張ってください。応援してます! (2022年3月31日 9時) (レス) @page9 id: 36b84f5ade (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:〇 | 作成日時:2022年3月27日 23時