味見【乙骨憂太】

味見 ページ12

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やっと学校が終わった…ので私は部屋に帰って少女漫画を検索してる


え？同級生、？同級生はね＿＿



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「あ、A以外は午後実習だよ」



『あっれ、もしかして私ハブられてます？』



「もー！Aは校舎裏でしょっ？」




忘れてなかったか……


思ったより五条先生の記憶力がいい事を知った私は、しょぼくれながら自分の席に着いた



これ午後は五条先生にボコられるなぁ と思っていたら「Aちゃん」と上から声がかかった。




『おぉ、憂太。午後の実習頑張ってね』



「俺らにはなしかー？」



『おう、頑張れ』



「雑だなぁ」





文句言うなら言うんじゃねぇ。と悪態付きながら3人を見送り、憂太の元へ駆け寄る。




「っあのね……えっと、が、頑張りたいか、ら、」



『？うん』




モゴモゴとしながら、人差し指を合わせてつんつんとしてる。どうした？胸張りな？男だろ？




「は、ハグっっ！してくれ、ません…か……」



『……お、おぅ？…？？？？？』




静かな教室に憂太の声が響いた



……ハグっつったか？お前朝勝手にバックハグしてたじゃん、そんな顔真っ赤にしていうの？変なところで照れるのなに？？？




困惑しながら バッと構えている憂太にハグをして『頑張れ憂太〜、？』と声援も送った




少し時間が経って、憂太の方からハグをやめる



「……へへ、頑張れそう。ありがとうAちゃん」



『……おぉ、ソれはっ、良かったんじゃない？』




ニコっよりは へにゃっとした笑みを浮かべて、照れたようにお礼を言う憂太に 少し声が裏返りながら返事をする



頬が熱を帯びたのはきっと気の所為




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