オンライン！の世界に突入！third

意地悪な相手 ページ29

まずは私の攻撃から｡

私は無難にためるを選んでおく

結果は相手もためるで
どちらとものクリティカルゲージが1たまった｡

かぐや｢さて､問題｡最初は簡単よ？
　 千早ふる､神代を聞かず､龍田川｣

これは在原業平朝臣の百人一首｡
映画で話題だったから知ってる｡

A｢……から紅に､水くくるとは｣

かぐや｢せいか〜い､やっぱり簡単かしらね｣

次は防御ターン｡
かぐやはチラッと右を見て即決した｡
攻撃ターンのボタンを思い出す｡
1番右にあるのは上段攻撃｡
それならしゃがむで避けられるかな？

私はしゃがむを押す

結果はかぐやは下段攻撃をしていた｡

私のキャラクターは攻撃を受けて吹っ飛ぶ｡

かぐや｢あはは､引っ掛かったぁ〜！｣

かぐやはニヤニヤしてくるけど私は反応しない

A｢これも作戦の内｡さぁ､問題は？｣

かぐや｢ふんっ､祇園精舎の鐘の声｣

よりによってちょっと長いのを選んできた｡
これは平家物語か｡

A｢諸行無常の響きあり…………
　 一重に風の前の塵に同じ｣

かぐや｢あら､意外と知ってるのね｡
　 じゃあ次よ｡｣

その時観戦希望が5人分流れてきた｡
私はもちろん許可を押す｡

入ってきたのは陽子ちゃんたちだった



陽子side

あたしの頭脳戦が終わっても
Aちゃんの頭脳戦は終わっていない｡

あたしたちは3人の話を聞く

この敵は問題を出してくるそう｡
それに通信メールも使えないみたい

陽子｢ええっ､負けてくれないの？
　 増田さんもそうだったし､あぁもぅ面倒だなぁ！｣

A｢まぁ頑張るから見ててよ｣

ニッコリと余裕たっぷり微笑んだ
Aちゃんの姿は自然と翼君と重なった

ジーっと2人の勝負を見ていると
どっちも決まったようで結果が出る

A→下段攻撃 かぐや→カウンター

カウンターは相討ち｡
Aちゃんの体力は1
かぐやの体力は2になった｡

うわぁ､これはピンチかも！

かぐや｢うふふ､じゃあ問題｡
　 雨ニモマケズ､風ニモマケズ｣

これは雨ニモマケズじゃん！
あたしは全然覚えてないけどとにかく長くて
ややこしいって聞いたことがある

Aちゃんはわずかに顔をしかめる
もしかしてAちゃんも知らないの!?

A｢雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ……
　 サウイフモノニ､ワタシハナリタイ｣

ここまで言うのに思い出しながらだから
2分ぐらいかかった｡けど､かぐやは悔しそう｡
合ってるのかも！

最後のズル→←頭脳戦は退屈

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