この世の絶対美女の夜兎は感情を消し続け侍魂を持った天剣の少女【高杉晋助】

Story３１ ページ34

Aside


A「晋助」

高杉「なんだ」

A「・・・いや」


私はいつまでここに閉じ込められているのだろうか。


私が捕まってから、３日目になったというのに外にも出してもらえない。

高杉「はぁ・・・外出てみるか？」

A「・・・・・・」

高杉「いくぞ。ついてこい」

私は立ち上がると晋助についていった。


重そうなドアを晋助が明けると、優しい風が私の体に当たった。
前を見ると、綺麗な太陽が顔を出している最中だった。

A「朝日が・・・」

高杉「すごいだろ。この時間は一番俺の好きな時間だ」

晋助の好きな時間・・・

私も好きになりたい・・・

高杉「おっお前！」

A「はい？」

高杉「いま、笑ったか！？」

笑った・・・？
私が？

A「分からない」

高杉「よかった・・・少しでも笑顔が見られた」

いや、私は笑顔なんて作った覚えはないのだが、晋助には私が笑っているように見えたのかな。

そしたらなぜ、私は笑った？


高杉「A・・・」

晋助はそっと私の名前を呼ぶと、私を抱きしめた。

A「晋助？」

最近の私は、自分で思うくらい可笑しいと思う。
晋助の事を考えると何故か心の中では笑顔のなっている気がする。



なぜだろう・・・

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