ほ く ほ く 短 編 集 。2

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次の日の放課後。



Aさんは用事があるらしく、久しぶりに2人で帰ることに。









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『Aね、ほんとめっちゃ天然なんだよ！』




『今度遊びに行こうって言われちゃってさ〜』









ほらまた、口を開けば彼女の話。




ほんとは聞きたくもないけど。
でも耳を塞がないのは、大我が俺から離れちゃうよりかはマシだから。








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『このあとさぁ！飯食いに行こうよ』




「…いいの？」




『うん、今日父ちゃん家にいないし』






『それに、話聞いて欲しいしね』





『俺あそこが……』









会話中に大我のスマホが震えた。









『誰だろ、バイト先かな？』








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『……あいつだ、』






「…出てあげなよ、？」






『ん、ごめんな出てくる』









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数分後に帰ってきた大我の顔は、分かりやすく晴れていた。









『……今から会える？だって、』







『でも北斗と約束して… ｢行きなよ｣







『……へ？』







「俺なんかいいよ、チャンスじゃん！」








『まじ？いいの？？』









「うん。頑張れ。」









『もう……北斗大好き！！行ってくる！！』









その "大好き" って言葉、冗談でも嬉しかった。




いっぱいの頑張れって気持ちを込めて、背中を押す。









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出来るなら、そばにいて欲しかった。






頑張れ、大我。









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