Make You Mine

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玲於 side



亜嵐「今日デートだから、超かっこよくしてください！」





撮影に向けて、着替えてセットの順番待ってる時に聞こえてきた亜嵐くんの声。
今日あいつデート？だからあんな可愛かったの？なんだよ、亜嵐くんのためかよ。





隼「いや、Aちゃんのためじゃなくてファンの人のためにかっこよくなってよ」





亜嵐「いや、それは当たり前だけどさ！ね、玲於。今日Aちゃんめっちゃ可愛かったよね」




玲於「･･････そう？相変わらずパンパンじゃん。」







なんて。朝からいちゃいちゃしてた亜嵐くんたちにやきもち妬いて。




亜嵐「ちょ(笑) 人のかわいい彼女そんな風に言わないでくれます〜？」




玲於「惚気んなよ。てか亜嵐くん終わったなら変わってよ」




亜嵐「嫉妬すんなって〜。」






俺があいつに特別な想いを抱いていることを話した人は誰もいない。あ、由華さんにはたぶん気づかれてる。






小さい頃家が近くて、「玲於くん玲於くん」ってちょこちょこ俺の後ろ着いてきて、最初はまじでうぜえって思ってた。




でも、あいつ俺に隠れて泣いてたんだ。いっつも笑ってたのに。なんでかわかんねえけどその時、こいつは俺が守んなきゃ、って思った。








俺がGENERATIONSになって引っ越したから、連絡はとるけど会うことはほとんど無くなって。ある日事務所行ったら受付にAが居んだもん。まじでびびった。




A「玲於！おはよう！」




玲於「は？お前なんでここ居んの」




A「玲於が居るから、ここに就職したの！」





こういうとこ。俺のこと好きなの？って思わせる。





後ろから同じ移動車で来てた亜嵐くんが歩いてきて、





亜嵐「おはようございまーす！！」





A「･･･っ、おはようございますっ」









は？なんでそんな顔赤くしてんの、なんで亜嵐くんと目合わさないの。





亜嵐「玲於、俺先楽屋行っとくわ」





ってエレベーターに向かう亜嵐くんのこと目で追ってるA。はあ、まじかよ。このあとのこいつの言葉は、もう分かってる。









A「･･････玲於、私亜嵐くんに一目惚れしちゃった。」

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