ふぁぼしかくれないキミに

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「こ、こんにちは、。」

こ「こんにちは〜。あれ、この名札のイラスト、、」

入った瞬間ににこっと笑う推しくん。
マスクをつけていてもわかるイケメン。

そっと手を出すとぎゅっと握ってくれる。

彼の視線はわたしの名札にある。

こ「君、1時間しかイラスト公開しないあのレア絵師ちゃん！？！？」

レア絵師ちゃん

私、そんなあだ名ついてんのか、

「た、ぶん、。あ、本名はAですけど、Twitterでは はなりという名前で、。」

そう言うと握っていた手の力がぎゅっと強まってぶんぶん縦に振る彼。

こ「いつもイラスト見てるよー！！ありがとね！！もう1時間しか見れないから急いでエゴサするんだよ、。」

機関銃のようにペラペラと私のことを話だして唖然とする。
認知されてる、？

「お時間です。」

「あ、あのこれからも応援してます！」

こ「あっ、えっと。」

これだけ最後にいいたかった。

ながく居ては迷惑だ、そう判断しぱっと手を離し後ろも振り返らずにブースを抜けた。


緊張した、。

……まって、なんかころんくんいいかけてた、？
なんか、、私の手首最後見てたよね、？


うそ、。


「"気の所為" だよね。」




こ「嘘でしょ、。」




彼が"なにか"に戸惑っていたことはまだ知らない。

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