I'm in love (ページ5)

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Hokuto_side

お昼の時間になった。

いつもは翔太と食べるけど、今日は慎太郎に誘われてる。

翔太は隣の部署のジェシーと食べるらしい。

慎「北斗、行こっ！」

そう言って食堂まで駆け出した。

慎「...北斗、彼女いるの？」

「え、いないけど」

慎「お弁当、」

「ああ、これ、自分で作ってるよ」

どうやら弁当を見て勘違いしたらしい。

慎「え、凄い！！料理出来るんだ」

「まあ、ある程度はね？」

慎「いつもコンビニだから羨ましい」

「...そうだ、慎太郎の分も作ってきてあげる」

慎「え、まじで？！」

「声でかいわ笑」

慎「やった、北斗のお弁当だあ！！」

ぴょんぴょん喜ぶ慎太郎を見て、自然と頬が緩んだ。

箱の数がひとつ増えるだけだ。

なんてことない。これだけで喜んでくれるなんて、思ってもいなかった。

慎太郎のためなら何だってするよ。

明日、俺のお弁当を見て美味しそうに頬張る慎太郎が、

安易に予想出来た。

想像するだけで微笑ましい。

明日は気合い入れてお弁当作ろうかな。

〜