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You side
やっぱり聞かれてた
莉犬と話していた時、ドアの隙間からなーくんのアホ毛が見えた
さっきボーっとしてたのも、自分が甘えられない性格の事を考えていたのだろう
私は別に、甘える子が好きで甘えない子が嫌いな訳ではない
ただ、我慢しているのではないかと考えてしまうだけだ
『オムライスできたよー!』
私も、気づいてないふりをする
「「いただきまーす!!」」
2人とも美味しそうに食べるが、なーくん顔に出てるぞ
ご飯が終わったら話をしよう
「「ご馳走様でした!!」」
莉犬「姉ちゃん、美味しかった!!」
ななもり「お皿洗っておくから、お姉ちゃん買い物行ってきて!!」
『わかった、莉犬一緒に行く?』
莉犬「行く!!!」
車の鍵を探しながら皆と会話をする
『なーくん、何か買ってきて欲しいものとかある?』
ななもり「うーん…あ!コーヒー無くなってきてるからそれお願い!!」
『りょーかい!莉犬行こっか!』
莉犬「うん!兄ちゃん行ってくるねー!!」
ななもり「行ってらっしゃい!!」
私と莉犬は家を出て車を走らせた
すると、中学生がちらほらと帰っている
『あれ、今日ってもしかして午前授業?!』
莉犬「そういえば今朝るぅちゃんが言ってたような〜」
『えぇー?!なんで言ってくれないのー?!』
私は急いでジェるぅとの中学校へと向かった
校門前に車を止め、二人を呼びに行った
『ジェル、るぅと遅れてごめんね!!今日午前授業って知らなかった…』
るぅと「えぇ!!でも莉犬にぃには伝えたはずですよ!!」
『莉犬が伝えるの忘れてたのよー』
るぅとは莉犬に少し切れてるようだ
ジェル「俺達昼も食べてないんやで!」
『え、給食ないの?!』
またもやこれもびっくり
るぅと「これはジェルにぃがAねぇに伝える予定だったので、僕は知りませんよ」
『もぉージェルちゃんと伝えてよね!』
ジェルは怒られてしゅんとしているのか
ジェル「ごめんな、姉ちゃん…」
小さく謝った
『しょーがない、これから買い物行く所だったの。ご飯食べて帰ろっか!』
ジェるぅとは嬉しそうに車に乗り込んだ
『莉犬、許さないからな』
莉犬「ごめんなさい」
なーくんに連絡を入れてショッピングモールへ向かった
ななもり「どんまい、莉犬君、ジェル君…」
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作者名:おもち | 作成日時:2023年7月20日 13時