6人の天使【STPR】 (ページ5)

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ななもり。side

お姉ちゃんと莉犬君の会話を聞いて

お姉ちゃんは甘えてくれる子が好きなんだと思った

俺は甘えるのが下手だ

男の中で1番上だから甘えるより甘やかしたい方だ

やっぱり、甘える方がお姉ちゃん嬉しいのかな

ななもり「お姉ちゃん、仕事終わったよー！」

何も聞いていなかったように振舞った

『なーくん、仕事お疲れ様ー！ご飯作るから莉犬と待ってて！』

莉犬「兄ちゃん、一緒にゲームしよ！」

俺も、こうやって何か誘ったりした方がいいのかな

ななもり「えー！！俺ゲーム下手だよぉ～」

莉犬「大丈夫！戦闘系じゃないから！！」

莉犬君は甘えるのも甘やかすのも上手い

俺、本当に長男なのかな

ななもり「……」

『なーくん、どうしたの？ボーっとして。体調悪い？』

莉犬「兄ちゃん大丈夫？」

ボーっとしてたのか、お姉ちゃんと莉犬君が心配してくれた

ななもり「ううん、大丈夫！仕事の事考えてたんだ！」

莉犬「そっか！じゃあ早くゲームしよ！！」

ななもり「わかった！！」

咄嗟に誤魔化したけど、お姉ちゃんにはバレてるかな

いつも俺達の嘘見破っちゃうし

気づいて欲しいな、なんて