よく寝る子 ページ40
ころん side
僕達はやる事を済ませて自室へ戻った
扉を開けるとお姉ちゃんがすやすやと気持ちよさそうに寝ている
ころん「お姉ちゃんぐっすりだね」
ぷくぷくと膨らんだ頬を僕は優しくつついた
さとみ「姉ちゃんの泣いてる姿なんてあの時以来だな」
今日のように大泣きはしていなかったけど、それでも苦しそうに泣いていた
ころん「そうだね…あ、お姉ちゃん小さくなっている間にプレゼント買いに行こうよ!」
さとみ「そうだな、中々買いに行けないし行くか」
あんまり外出ちゃダメだけど、お姉ちゃんの為なら仕方ないよね!
お兄ちゃんが皆に連絡してくれたそうだ
さとみ「明日行く事になったぞ」
ころん「じゃあもう寝て明日に備えなきゃ」
こうして、僕達は夢の中へと旅立っていった
〜翌朝〜
『んぅ、うぁ…』
ころん(なんだ?何かに叩かれてる)
『うぅ、めぇめ〜』
そこには僕の頬をぺちぺちと叩くお姉ちゃんがいた
ころん「おはよぉ、お姉ちゃん」
『あ〜よ!』
まだおはようも言えないのか、てかなんで僕やぎって分かるんだろ
ころん「お兄ちゃんまだ寝てる、先起きてよっか」
『う!』
僕はそのまま部屋から出ようとした時
『めぇめ!だこ!』
なんと天使がいた
ころん「しょ〜がないな〜」
こんな事いうけどめちゃくちゃ嬉しい
僕はお姉ちゃんを抱き上げてリビングへ向かった
ころん「おはよ〜」
るぅと「ころにぃ、おはようございます!」
ななもりーぬ「「おはよ〜!」」
まだジェルくん起きてないのか、そりゃそっか
莉犬「姉ちゃんもおはよ〜」
『はよ!』
ななもり「お姉ちゃん朝ごはん出来てるからこっちおいで〜」
僕はお姉ちゃんをお兄ちゃん達に預けて自分の用意をしに行った
お姉ちゃんがご飯を食べ終わった後なのだろうか、口の周りにご飯がいっぱい付いたまま、また眠っていた
るぅと「Aねぇの顔拭いておきますね」
莉犬「やっぱり小さい子ってよく寝るよね」
ななもり「寝ちゃってる間に2人起こして、用意済ませちゃおっか!」
お兄ちゃんとジェルくんを起こして皆それぞれ準備を始めた
莉犬「よし、そろそろ行くよ〜」
お兄ちゃんがお姉ちゃんを抱っこしながら皆に話しかけた
ななもり「じゃあしゅっぱーつ!!」
「「「「「おー!!」」」」」
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作者名:おもち | 作成日時:2023年7月20日 13時