【獄都事変】少女は嘘をついて生きてきた

プロローグ的なね ページ1

「・・・。」


斬島「さっきから聞いてるだろ。貴様は何者だ」


いや・・・ちょっと理解不能なんだけど。

「あの・・・何で私の目の前に・・・貴方が・・?」


斬島「俺の問いに答えろ。貴様は何者だ」


うん。答えたいけどさぁ。
この質問もう8回ぐらい同じこと聞かれたけどさぁ。

・・理解不能でさぁ。
なんて言うの?こう・・・いきなりの事態に固まって動けないって言う感じ?
開いた口が塞がらないんだよね。


だってさぁ・・・

「貴方・・『斬島』さん・・でしょ?」

斬島「俺は斬島だ。ところで貴様は何者だ。いい加減にないと刀でぶった斬るぞ」


だんだん、斬島の機嫌が悪くなってるのは気のせいだろうか。
気のせいであってほしい。

斬島「(チャキッ」

「・・・;」


あぁあぁぁ・・・;
刀構えちゃってるぅぅぅぅ;

殺る気満々だぁ←
うん。そろそろちゃんと答えんとね。


「えぇ・・・。私は・・『水谷A』と言う者デスね。はい。・・あの〜刀納めてねぇ;」

斬島「分かった(チャキン」

あ、刀納めてくれた。・・・よかったぁ〜;
もう殺気が凄かったからね!!;


斬島「それで・・・。貴様は亡者か？」

「亡者?いやいや!!私まだ死んでませんよ!!まだまだ生きるよ!!生きまくるよ!!」

斬島「そうか」

「そ、そうですよ!」





·









·








·





私はもう知っている。
此処がなんの世界か。



斬島「亡者じゃなければ何なのだ。貴様は獄卒でもないよな」


そう。私は、斬島さんが言うとうり亡者でもなく、獄卒でもない。
それじゃ、何なのか?多分皆さん最初っから分かってると思いますが・・・

「私は、現世から何故か此方の世界に来てしまった人間です!だからと言って死んでませんよ!!」

ホントただの人間です。

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