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『いけぇっ!!!』
思い切りEnterキーを押した
すると、
フィー・・・ン・・・・・
けたたましく鳴っていたPCの稼働音が止まった
『今だ!!PCの電源を落として!!!』
両サイドに座っていたさとみ君とジェル君が、ほぼ同時に電源を長押ししてシャットダウンした
僕もメインPCをシャットダウンし、数十秒後、再び起動した
ドキドキしながらファイルを開く
『・・・良かった・・・・・
ファイルの中身は無事だ!!!』
4人「おおぉっ!!!」
僕は大きな溜息をついて胸を撫で下ろした
な「ありがとうころちゃん!!」
『い、いやぁ・・・』
とその時、さとみ君は「それにしても・・・」と首を傾げた
さ「・・・一体誰なんだ?アジトのPCにハッキングなんてしたの・・・・・・」
ジ「確かに・・・。確か、ここのセキュリティは相当固かったはず・・・。それをクリアできる奴なんて・・・・・―――――」
『僕と同レベ、もしくは僕よりも凄腕ハッカー集団の仕業』
4人「えっ・・・?」
4人が目を見開く
莉「ど、どうしてそう言えるの・・・?」
『・・・莉犬君も見たはず。サブのPCとメインのPCが侵されたウィルスはソースコードが違った。別物だったんだ。つまり、複数の人物が別々のウィルスをこのアジトのPCに感染させたって事』
ジ「マジか・・・」
僕達の間に張りつめた空気が漂う
その間、僕は考えていた
『(・・・アジトのPCが感染したのはは、本当に偶然だったのか・・・?・・・いや違う・・・・・。これは、誰かが故意に・・・意図的にやったに違いない・・・。だとしたら、一体誰が・・・・・・?)』
さ「ころん」
沈黙を切り裂いて僕を思考の海から引き上げたのは、さとみ君だった
さ「大丈夫か?お前、すっげぇ顔してたぞ」
『あ・・・』
するとさとみ君は僕の頭をポンと撫でた
さ「あんま抱えすぎんなよ」
『・・・!』
その言葉は、いつもの同級生のような軽さではなく、一人生の先輩としての優しくも重さのあるものだった
『うん・・・』
と、その時
ヴーヴー
ジ「あ、すまん・・・。・・・?遠井さんから・・・・・?」
ジェル君は「もしもし?」と電話に出た
数回頷いたと思った直後、「な、なんやって!?」と叫んだ
な「ど、どうしたの・・・?ジェル君・・・」
ジ「今・・・、警視庁の内部にあるスーパーコンピューターが、ウィルスに侵入されたらしい・・・・・」
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緋桜ひよ子@ミスキャト黄色担当(プロフ) - 朱音@とれめいさん» ありがとう〜(*^-^*)最高の3章になるよう頑張るぞーー!!!😆 (2022年10月19日 16時) (レス) id: a44667decb (このIDを非表示/違反報告)
朱音@とれめい - 2章完結おめでとう!今回もめちゃめちゃ感動するお話がいくつも、、、やっぱ神作だわ第3章も自分のペースで頑張って!! (2022年10月19日 7時) (レス) @page47 id: 8235c84220 (このIDを非表示/違反報告)
緋桜ひよ子@ミスキャト黄色担当(プロフ) - ひめちさん» ひめち様、ありがとうございます!第3章も頑張ります!(*^-^*) (2022年10月16日 19時) (レス) id: a44667decb (このIDを非表示/違反報告)
ひめち - お疲れ様でした!!もう第二章は感動回多くて…本っっ当に最高でした!忙しい中、投稿ありがとうございました!大好きなAnother strawberryシリーズ第三章も楽しみに待ってます!完結おめでとうございます!これからも頑張ってください! (2022年10月15日 16時) (レス) id: 1325c4d31d (このIDを非表示/違反報告)
緋桜ひよ子@ミスキャト黄色担当(プロフ) - 朱音@とれめいさん» ありがと〜(*^-^*)マジでそこは自分で「あっ神だわ」ってなったんよねw感動してくれて感謝!! (2022年10月8日 12時) (レス) id: a44667decb (このIDを非表示/違反報告)
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