第40話 ページ48
「その話は....するな」
福沢はようやくそれだけを口に出した。
「お前の力は判った。やはりお前は
本物だ。」
乱歩のいるところに、暴けない秘密など
存在しない。私の過去以外は。
乱歩は、自身の能力が判っていない。
福沢は乱歩を変えれる唯一の人間だ。
未来を変えてはならない。
結末を変えてはいけない。
私は、本来存在しえない
人間なのだから。
きっと、変えることはできない。
だが、あの秘書のように
助けることはできるかもしれない。
そう思い始めていた。
そう考えている時、館内放送で、
予鈴が鳴った。開演五分前を
告げる予鈴だ。
「間もなく開演します。
劇場にお入り下さい。」
扉前の係員が告げる。
「行くぞ」
まだ目を白黒させている
乱歩の手を引っ張り、
福沢のあとに続き
観客席の扉へと向かう。
さあ、
ラッキーアイテム
麦わら帽子
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読書日和(プロフ) - あい様、教えて下さりありがとうございます( > _ < )修正しておきました (2019年3月9日 7時) (レス) id: 074c26cf03 (このIDを非表示/違反報告)
あい - あの、19話と20話が同じなんですけど。 (2019年3月8日 21時) (レス) id: ba4bf15776 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:読書日和 | 作成日時:2019年2月19日 21時