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第11話 ページ14

織田作side


此処の警備員に捕まってから数時間後



私は、成す術もなく唯静かに佇んでいた



時が来るまでじっと待つ


ガチャ


扉の開く音が聞こえた


やっと時間のようだ私は、


音が聞こえたとともに


反射的に首を少しだけ動かす。


生憎、頭にかけられた布のせいで


周りは見えないが、殺気を読み取り


相手がどこにいるかを確認する


ドンッ


静かな部屋の中に、大きな音が響く


然し、私は未だ身動きをしない。


どうやら相手は自分のことを探っているらしい


次の瞬間、私は椅子に縛り付けられたまま


横向きに跳躍する。


殺気を感じ咄嗟に斬撃を避ける動作を


したのだ。然し、私にあたる刀は無い


何故なら


「案ずるな。ただの筆記用具だ。」


そう、ただの万年筆だからだ。


部屋に入ってきた、人否福沢は


敢えて、万年筆に殺気をのせ


私がどのような動きをするかを確かめたのだ。


暫くすると、隣室から声が聞こえてきた。


「どうしました......何か問題でも?」


私を嵌めた秘書の声だ。


「否、なんでもない」


それに素早く福沢は答えた


秘書は特に聞き返すことも無く


「引き渡しに同行していただきたいのですが?
その男、ご覧のように一言も口を聞きません
ので、そうして黙秘を続けているのです。
警察署まで連行したいのですが、市警も
人手が足りないらしく2人ほどしか護送の人員を
寄越せない、と......どう思われます?
警官2人でその男の護送が可能だと
思われますか?」


どうやら秘書は私のことを男だと


思っているらしく


随分と警戒をしているようであった。


私の実力がわかったのか福沢は


秘書に無理だろうと助言をした。


そして私の護送について秘書と


話している。そして福沢は


社長室へ戻って行った


また暫くはこのまま待機だな......


外も見えず、拘束されているので私は


そこにまたそこに佇んだ......

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 織田作之助 , 成り代わり   
作品ジャンル:アニメ
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読書日和(プロフ) - あい様、教えて下さりありがとうございます( > _ < )修正しておきました (2019年3月9日 7時) (レス) id: 074c26cf03 (このIDを非表示/違反報告)
あい - あの、19話と20話が同じなんですけど。 (2019年3月8日 21時) (レス) id: ba4bf15776 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:読書日和 | 作成日時:2019年2月19日 21時

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