検索窓
今日:14 hit、昨日:13 hit、合計:50,511 hit

第63話 ページ19




「早く行かないと、時間が無くなってしまうよ?」

「今日中しか行く間ねぇだろ
って、A…何でんな顔赤くしてんだ」

『は!?』


反射的に、少しキョドった声が出てしまう


「五条、少し来い。黒井もじゃ」


理子ちゃんがやけにキメた顔で2人を部屋の外に連れ出す

つまり、今ここには…


『…まじか』


2人、だけ…


「確かに少し顔が赤いね
大丈夫かい?体調が悪いなら無理はしないほうが…」

『だだ大丈夫!ほんとに!』


覗き込むように目線を合わせてきた傑に、更に顔に熱が集まる

自覚した途端これとか…大丈夫か私!?


『そ、それにしても、悟たちどうしたんだろうね』

「ああ、そうだね
早く行きたいと駄々をこねたのは悟なのに」


向こうの部屋でそんなことがあったのか

駄々をこねている男子高専生(190cm)が容易に想像できてしまうのが悲しいな
なんて思っていると、

バンッ


「『うわ、』」


見ると、先程の理子ちゃんと同じような顔をした悟が

…なんか腹立つな


「傑、来い」

「けれど、そろそろ行かないと、」

「いいから来いって!」


あらら、連行されていった

傑と入れ替わるように、理子ちゃんと黒井さんが戻ってくる

一息ついたからか、すこし心も落ち着いたような気がする


「A、妾らは水族館へ行く準備をするぞ!」

「Aさん、もしかして高専の制服で向かう気ですか?
もちろんそれも可愛いですが、せっかくですので私服で行きましょう!」

『え、けど私服なんて私持ってきてな「買っておいたのじゃ!」「理子様、ナイスです!」…は?』


そこからは早かった
あれよあれよという間に、私は2人によって着飾られてしまった

てか理子ちゃん、いつの間にこんなの買ってたんだ


『これ、私が来ても大丈夫…?』


それは私が着るには少し可愛すぎるようなもの

理子ちゃんが着れば、それはそれは可愛らしくなるだろうけど


『腕は隠れてるとはいえ、訓練とか任務で筋肉がつきまくった私にはどうも…』

「何を言っておるのじゃ、A!
お主の筋肉は細く綺麗についておるじゃろう?それで文句を言っていては、何人の女に刺されると思うておる」

『えぇ…』


けど、このデザインを見るに腕が隠せるものをわざわざ選んでくれていたのだろう

嬉しい、な


『ありがとう、理子ちゃん、黒井さん』


2人はチラリと視線を交わらせたあと、ニッコリと笑ってくれた

第64話→←第62話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (205 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
735人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 夏油傑 , さしす組
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あまね(プロフ) - ああああああ好きだダダ (1月7日 5時) (レス) @page25 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ。(プロフ) - とっても面白かったです!更新待ってます☺️ (7月6日 14時) (レス) @page24 id: 70f98d03be (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん(プロフ) - えッ!?めちゃくちゃいいところで終わってしまっている、、、更新ずっと待つのでよろしければおねがいします。 (5月19日 20時) (レス) @page24 id: a5128c3cae (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - souさん» ヒェッ、、ほんとだ…すぐに直します!教えていただき、ありがとうございます┏○)) (2022年3月2日 22時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - いつも楽しんで読ませていただいています!57話の初めの方同化が動画になってますよ|ω・`) (2022年3月2日 15時) (レス) @page13 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぬこ | 作成日時:2022年2月13日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。