検索窓
今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:238,697 hit

story158 ページ15

貴方side




今日は珍しく電車が混んでいていわゆる満員電車だ




会長は普通の人よりも頭ひとつ分くらい抜きん出ているため見つけるのは容易だが、私は周りよりも一回りくらい小さいため迷子にならないか心配




「Aちゃん、こっち。」




会長に急に腕を引かれて私がいた真ん中から電車の端へと移動させられた




「ごめん、痛かった?」




「…いえ、大丈夫、です」




そういう頃には会長の腕が頭の横にあり、頭も私の真上にあった




「ちょっと苦しいかもだけど我慢して。」




こういう事をまたさらりとしてしまうからこの人はモテるのか




そう実感してはどこか心が痛むのを感じた




「Aちゃんってこんなネックレスしてたっけ?」




会長の視線はいつのまにか私の首筋にあった




「これは文化祭で京谷さんにもらって」




そう言いかけると真上から小さな舌打ちが聞こえた




「悔しいけど似合ってる。Aちゃん俺の鞄のポケットから青い袋取れる?」




会長の言う通りに鞄の中を探ると、手のひらサイズの小さな袋が出てきた




「これですか?」




「そ。開けてみて。」




袋の封を切るとそこには綺麗な紫色の蝶があしらわれた髪どめ




それを会長がおもむろに手にとって私の髪にとめた




「うん。やっぱりそっちの方が似合うね。」




まただ。




「やっぱり顔赤いよ。熱?」




貴方のせいです、会長。

story159→←story157



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (303 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1899人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 青葉城西
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぱく(プロフ) - REDARM2さん» いえいえこちらこそ(*´-`)こんな私と仲良くして下さるのですかっ!感涙です。是非是非お願いします。またお話しできる機会があれば気軽に呼び捨てでも構いませんのでその時はよろしくお願いしますね(*´∀`)これからもよろしくお願いします。 (2016年11月20日 1時) (レス) id: a4e92d1b8a (このIDを非表示/違反報告)
REDARM2(プロフ) - ぱくさん» こちらこそ、わざわざ返信ありがとうございます。読んでくださるだけでも光栄なのに...。もし、ぱく様がよろしければ、今後とも仲良くさせてください。その際には是非同等の立場でお話出来たらとても嬉しいです。二度目にはなりますが、更新頑張ってください!!!!!! (2016年11月20日 1時) (レス) id: 44a8fac9f8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱく(プロフ) - REDARM2さん» コメントありがとうございます(*´∀`)楽しく読んで下さっているなんて嬉しいです。貴方様も同志なのですね…!悲しいお気持ち痛い程わかります。共に戦いましょうι(`ロ´)ノ (2016年11月20日 1時) (レス) id: a4e92d1b8a (このIDを非表示/違反報告)
REDARM2(プロフ) - 初めまして、いつも楽しく読ませて頂いてます。私の誕生日も12月8日なのですが、ハイキューのキャラどころか、私の好きなアニメキャラには1人もおらず...。呪われなくて少し安心しました。長くなりましたが、更新頑張ってください!!! (2016年11月20日 0時) (レス) id: 44a8fac9f8 (このIDを非表示/違反報告)
西もも(プロフ) - ぱくさん» 大丈夫でした(笑) 呪われてたらオワタ\(^o^)/ですが(笑) (2016年11月15日 1時) (レス) id: 9a052472ae (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぱく | 作成日時:2016年9月19日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。