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ショッピさんは、私の言葉を聞くと長い長いため息をつく。右手を腰に、左手を顔にやって、いかにも「困りました」というようなポーズだ。
「はぁ〜〜〜〜っただのお人好しかよ」
「は」
「俺が悪かったっす。あの人には幸せになって欲しいから、敏感になりすぎてたかもしれないですね。すんません。上から色々偉そうなこと言ったこと、許してくれますか？」
ショッピさんは私の手を取り、キスを落とす。チラッと上目遣いでこちらを見上げると、クスッと笑う。顔が良いという特権をフルで使ってきやがった。こんなの、許さない訳が無い。
「いいですよ」
「っはは、チョロ」
「本音！そういうのは隠すもんですよ？ゲホッ」
「ホンマに大丈夫っすか」
ショッピさんが私の顔に触れようとした時、パン、と乾いた音がした。
「ショッピ……Aに何した？」
「何もしてないですよ。ただちょっと、お話してただけです」
「手にキスしとったやん。許すとか何とか、アレはどう説明する気や？」
「意地悪してもうたお詫びですよ。コネシマさん、随分とご執心なんですね、その人に。あんな目に遭っても懲りないんですか」
「Aはあんな女達とは違う」
「ええ、今さっき知りました。じゃ、邪魔者は帰りますね。Aさんの熱上がってるんではよ薬の飲ませたってください。Aさん、お大事に」
言いたいことを全て言ったショッピさんは、コネシマさんの雷が落ちる前に帰ってしまった。コネシマさんはムッとした顔で私の手の甲を見つめ、服の袖で擦る。
「痛い痛い痛い。デジャブですよ」
「大先生にしろ、ショッピにしろ、隙があるからアカンねんお前は。お前は、俺のモノや。ええな？」
「……はい」
答えを聞いて満足したように頷いたコネシマさんは、慌てて部屋を出て行き、1分後また戻って来た。手には薬が。
「口開けて」
「んあ」
口を開けると、水と共に薬が流し込まれる。ゴクッと飲み込み、追加で水を貰う。
「辛い？」
「ええ、でもコネシマさんが来てくれたから少し楽になりました」
「っへ、可愛ええこと言うやんけ」
顔を赤くして照れるコネシマさん。今なら少し我儘を言っても許されるだろうか。役に立たない私でも、重荷の私も、今なら許される気がする。熱に託けて、私はコネシマさんの服の袖を掴んだ。
「一緒に居て欲しいです。寝れない、だから、一緒に」
「かぁ〜っ！可愛ええな、お前。一緒に寝ようなぁ」
やっぱり、優しい人だ。
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まっくろしろすけ - 最初にマグロって出てきて「わ！マグロや！」ってなりました！（なんでマグロでわー！ってなってるのかわかるひとには分かると思う！）この小説好きです！ (8月5日 0時) (
レス) @page15 id: 017cec3e53 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - あえ？完結しちゃった…。いや、喜ばしいことなんだけども！好きな小説が終わっちゃうと少し寂しいですね…。次回作も期待してます！ (7月23日 15時) (レス) @page43 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ？？？？？？？？？？？？？？神かな？？？？？？？？？？？？あ、神だったわ。…周回しよ……。 (5月15日 23時) (レス) id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ふふふふふふふふふふふふふふふ嫉妬する夢主ちゃん可愛い(´∀｀*)ｳﾌﾌ動けない…？あっ…(察し)二人共お幸せに〜楽しめよ〜 (2023年4月27日 22時) (レス) @page42 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
しょしょ - kn夫婦てぇてぇ… あの女子高生分かりみが深すぎるんじゃぁ〜 (2023年4月14日 22時) (レス) @page41 id: 275501d424 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月25日 14時
