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「ふぁ、コネシマ、さん」
「A。どうしてか、なんて分かるやろ」
「分からないから聞いてます」
「……そうか、伝わってへんかー！」
悲しげに笑ったコネシマさんは、ぐしゃぐしゃっと私の頭を撫でて、抱き締める。温かい。
「好きやから」
「好き……えっ」
「お前をこの家に置いとく理由なんて、俺がお前と一緒に居たいから。それだけで十分や。借金はもう無い。お前は俺に惚れた。でも俺もお前に惚れた。もう出て行く必要無いやん。これからも一緒に暮らそう。そんで、俺と同じ苗字にする勇気が出たら言え。絶対幸せにしたるから」
「……っ、それ、本気で言ってます？」
「ああ。言ったやろ？嘘は吐かん。本気やで。この目を見ろ」
コネシマさんは一切の冗談を孕んでいない目で、真剣な顔でこちらをみ見つけている。ああもう涙で視界が歪む。生暖かい液体が、頬を伝ってコネシマさんの服の上に落ちる。コネシマさんは笑いながら私の涙を手で拭ってくれる。
「泣くなや〜この泣き虫め」
「私の気持ち、バレてましたか」
「バレバレや。可愛かったで」
「う〜意地悪」
「意地悪やで？でも俺のこと好きやんお前」
「大好きですよ〜！！」
涙が止まらない。幸せとはきっとこのことを言うのだろう。
「コネシマさん、私汚れてますよ？5人の男に」
「うるさい。関係無い。思い出すな。今後お前を抱くのは俺だけなんやから」
「っ、ただの一般人ですよ、私」
「だからなんやねん」
「何も出来ないですよ、私」
「俺を幸せにできる」
「好きです」
「知っとる。俺もやで」
コネシマさんはずっと笑って私が落ち着くまで背中を撫でててくれた。落ち着くと、私の手を引いてお風呂場に連れて行ってくれる。
「A」
「んっ、ぁ、んぅ、」
風呂場で何度もコネシマさんにキスをされた。背中をキスマークだらけにされて、首筋を噛み跡だらけにされた。まるで、傷跡を上書きするかのように。
「お前は俺の跡だけ体に残しておけばええねん。他のやつのなんてとっとと消してまえ」
「可愛ええなぁ、A。愛しとる」
「愛してます、コネシマさん」
「抱いていい？」
「私でいいなら」
「お前だけや」
この日、私はコネシマさんと体を重ねた。感じたことの無い多幸感と快 感に包まれて、死ぬほど溶かされた。彼の動作全てが私を刺激し、昂らせた。
前髪をかき上げる姿から、ゴムの包装を歯で千切る姿まで。
コネシマさんに溺れた、最初の夜。
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まっくろしろすけ - 最初にマグロって出てきて「わ！マグロや！」ってなりました！（なんでマグロでわー！ってなってるのかわかるひとには分かると思う！）この小説好きです！ (8月5日 0時) (
レス) @page15 id: 017cec3e53 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - あえ？完結しちゃった…。いや、喜ばしいことなんだけども！好きな小説が終わっちゃうと少し寂しいですね…。次回作も期待してます！ (7月23日 15時) (レス) @page43 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ？？？？？？？？？？？？？？神かな？？？？？？？？？？？？あ、神だったわ。…周回しよ……。 (5月15日 23時) (レス) id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ふふふふふふふふふふふふふふふ嫉妬する夢主ちゃん可愛い(´∀｀*)ｳﾌﾌ動けない…？あっ…(察し)二人共お幸せに〜楽しめよ〜 (2023年4月27日 22時) (レス) @page42 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
しょしょ - kn夫婦てぇてぇ… あの女子高生分かりみが深すぎるんじゃぁ〜 (2023年4月14日 22時) (レス) @page41 id: 275501d424 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月25日 14時
