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コネシマさんの腕の中で揺られながら、帰路を進む。この腕の中はとても安心出来る。
「無事で良かった」
「すみません」
「ホンマに反省しろ。次、俺の許可無く俺の元から逃げようとしたらお前のこと殺して俺のものにしたるからな」
「わぁ、恐ろしい」
「ホンマやで」
真顔で言うから、本当に言っているのだと勘違いしそうになる。あくまで私は家政婦なのに。それとも彼は私のことを愛してくれているのだろうか。でも彼に限ってそんなことは無いだろう。大切な家政婦が居なくなった。だから連れ戻した。それだけの話だ。
「腹減った」
「肉じゃが食べてないんですか」
「馬鹿か。あのメモ見た後に呑気に食ってられるか」
「え、すぐに探しに来てくれたんですか」
「ああ。町中駆け回った。汗まみれや。今日は一緒に風呂入ろうな」
「え゛っ」
「文句は言わせんぞ。俺の体、洗ってもらうからな」
「えぇ〜」
「文句言うたから追加で俺の抱き枕な」
「自分勝手な」
「お前に言われたかないわ。……ネットのことは気にすんな。あとな、あー、ええわ。これは帰ってから話す」
「？」
家に着くと、コネシマさんは私を降ろさずに脱衣所に連れて行った。靴も履いたまま。
「ちょ、コネシマさん！？」
「風呂」
「本気ですか？」
「俺、嘘つかへん」
冗談であって欲しかったが、どうやら違うらしい。コネシマさんは自分の服を脱ぐと、私の服も取っ払う。慌てて体を隠すと、コネシマさんは私を抱えたまま湯船に浸かった。
「沸かして行って良かったわ」
「お風呂沸かす余裕はあったんですね」
「Aが冷えて帰ってきたら、すぐ入れるようにな。ちゃんと保温にしとるし」
「優しすぎますよ」
「お前限定な」
その言葉に、心がキュンとなる。チラッと鏡に目を移せば、私の後ろにコネシマさんが居て。肩幅とか諸々の体格差にまた顔が熱くなる。
「それでな、何が言いたかったかって話なんやけど」
「ああ、はい」
「俺が最近テレビ出演とか、映画の出演辞退したりしてんのは、お前との時間増やすためな。別にAのせいとかちゃうで。俺がAと居たいから、Aとの時間を作るために仕事減らしてる。それだけやで。減らしても問題無いし」
「……勘違いしちゃいますよ、そんなの」
「何を？」
「……いえ、なんでもないです」
「あっそ。さーて、体洗うか。A、手伝って」
「先出ますね」
「おい逃げんなや」
逃げられないらしい。あー、もう横暴な人だな。
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まっくろしろすけ - 最初にマグロって出てきて「わ！マグロや！」ってなりました！（なんでマグロでわー！ってなってるのかわかるひとには分かると思う！）この小説好きです！ (8月5日 0時) (
レス) @page15 id: 017cec3e53 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - あえ？完結しちゃった…。いや、喜ばしいことなんだけども！好きな小説が終わっちゃうと少し寂しいですね…。次回作も期待してます！ (7月23日 15時) (レス) @page43 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ？？？？？？？？？？？？？？神かな？？？？？？？？？？？？あ、神だったわ。…周回しよ……。 (5月15日 23時) (レス) id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ふふふふふふふふふふふふふふふ嫉妬する夢主ちゃん可愛い(´∀｀*)ｳﾌﾌ動けない…？あっ…(察し)二人共お幸せに〜楽しめよ〜 (2023年4月27日 22時) (レス) @page42 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
しょしょ - kn夫婦てぇてぇ… あの女子高生分かりみが深すぎるんじゃぁ〜 (2023年4月14日 22時) (レス) @page41 id: 275501d424 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月25日 14時
