夏場では親友と。 【zm】(Re_Neo Raim) ページ11
「は〜、あっつ…」
zm「アイスでも食べればええやん」
「買ってくるのも面倒なんだよ」
今は真夏。そして昼時。買う気力なんてない。
そして家の冷房は残念ながら壊れており使えない。絶対に熱中症になる。
それでも平然とした顔でゲームが出来る親友…ゾムに尊敬の意を持つ。
「あ”〜…涼みてぇ〜」
zm「どっか行くか？」
「海行く〜」
zm「…着替え持ってけよ」
「え？一緒に行ってくれんの？」
zm「どっちでも」
「じゃあ行こうぜ。やることないし」
zm「はいはい」
私は急いで着替えやタオルの準備をし、サンダルを履いて外に出る。
すると、先に外で待っていたゾムが何処から持ってきたか分からない自転車に座っていた。
少しびっくりしたが、ゾムが「早く」と目で訴えかけてきたので自転車の後ろに座る。
zm「…よし、行くで。ちゃんと掴まっててな」
「へいよ〜」
そう言いゾムに腕を回した直後、腕に少し生暖かい風が当たる。
涼しくはないが、自分の家よりかは涼しくて気持ちよかった。
そんな事を考えている内に海岸に着いた。
何時見ても透き通っていて、綺麗な青い海。
白く、ゴミはひとつも落ちていない砂浜。
私は自転車を降りて飛び出す。
「海だぁぁぁぁぁぁ！！！」ﾀﾞｯ
zm「転ぶなよ〜」
「転ばねぇって！」
zm「転んだら帰るからな」
「は？」
zm「本気本気」
…少し苛立ったが置いといて。
サンダルを脱ぎ捨てて海にダイブする。
ゾムは階段で座ってボーッとしている。
そんな親友を見て「放っとくわけにはいけまい」とゾムへ走り出す。
zm「…ん？何かあったんか？」
「一緒に遊ぶぞ〜！」ｸﾞｲｯ
zm「はぁ！？」ﾀﾞｯ
私はゾム腕を引っ張っていき、思い切り
.
.
―――海に放り投げた。
zm「ってぇ…。
おいA…」
「あい、何しょ」
zm「覚悟は出来てるよな？」
「勿論。毎年恒例行事だからな。
どっちが一番避けれるかなぁ！？」
zm「今年こそは○してやるよ！！」
「それは此方のセリフだね！」
私達は何処からともなく水鉄砲を出し、戦い始めた。
まだ夏は終わらない。
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作者名：ひよこの子
x他8人 | 作者ホームページ：
作成日時：2022年8月6日 18時
