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「先輩なんやから、ええとこ見せや」
「ゾム、そんな厳しいこと言わないでよ」
「まぁまぁ。ね？」
気を立てるな。落ち着け。明日はトントンとのデートだ。
「Aさん。再検査って、いつ行けばいいですか？」
「あー、明後日空いてる？」
「空いてますよ」
「マンちゃんとグルッペンは？」
「俺はかまへんけど」
「俺も大丈夫だ。再検査か……糖分控えるか、オスマン」
「えー」
「肝臓が死んでも、助け無いよ。エミさんも。喫煙とお酒。幹部で健康って言い切れるのシャオロンだけだからね」
私の言葉に、皆が抗議の声をあげる。それを私と大先生で一人一人にどこが悪いかを教える。
「お前らざっこ」
唯一シャオロンだけは、生き生きとして煽っていた。食事を終えると、トントンとアーシャは軍を出て行った。
「……グルッペン」
「っ!?Aか。なんや」
「普通さ、彼女持ちが女と二人でデート行く？」
「行かんな。まぁ、初めての部下やし、可愛がりたいんやろ」
「A嫉妬？可愛ええやつやな」
ゾムがつんつんとつついてくる。プイッと横を向くと、喫煙中のショッピと目が合う。
「ショッピ！君も結構危ない数値だからね」
「Aさん。俺から楽しみを奪う気ですか!?」
「いや、」
「奪う気ですか!!!」
「そんなキャラだっけ」
なんだか頭痛がしてきて、部屋に戻ることにした。幹部の部屋には、お風呂がついている。さっさと寝るために、服を脱いで浴槽にザブンと入って、顔を沈める。
「私……彼女」
影の薄さで水と同化してしまいそうだったから、浴槽を出て体を洗う。スッキリしてパジャマに着替えて部屋に戻ると、ゾムとチーノが私の部屋でテレビゲームをしていた。
「……???」
「お、出たでた」
「折角トントンとあんなことやこんなことしようと思っとったのに、残念やったな、A。しかーし、俺らは優しいからそんなお前を慰めようとテレビゲームを持ってきてやった！やろうや」
「……寝たい」
「そういうとこやぞ〜俺らの厚意に甘えとけ」
「可愛ええ後輩からの頼み！」
「仕方ないな。いいよ。でもゲーム下手だから教えてね、ゾム」
「ちょっと俺はぁ!?」
いい仲間を持った。
「明日、トントンとデートするんだ」
「ええやん。ちゃんとオシャレするんやで？」
「分かってるよ〜」
楽しみだ。遊び疲れて、彼らは帰って行った。練習用に、とゲーム機を置いていって。そういえば、トントンゲーム上手だったな。今度誘おうかな。
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キリス(某教祖様)(プロフ) - え…好き♡ (1月15日 21時) (
レス) @page50 id: 62b7efaae2 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 笑いあり涙あり感動あり。正にこの作品のためにある言葉だなと感じました。優しい時間をありがとうございます、この作品の彼等に出会えて良かったです。あとがきを読んでより一層、素のアーシャが好きになりました。また会えるといいなぁ (11月7日 4時) (レス) @page50 id: dba6e6f19e (このIDを非表示/違反報告)
セエレ(プロフ) - なんだこの神作！？と思ったらまさかの推し作者様という奇跡。話の持ってき方が上手すぎる…文章力が凄すぎて作品引きこまれすぎて今泣きそうです (9月18日 23時) (レス) id: b81e176fb0 (このIDを非表示/違反報告)
しんし - お見事でした！！！アーシャにはぜひ子供になって欲しいです､､今まで見た中で1番読み応えがありました！ (5月13日 2時) (レス) @page50 id: ced92b552c (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - この作品もまじで!最高でした!最初はtnさん嫌い!ってなっててつぎにアーシャなんなん?最後はおめでとー!!!!ってなりました!また一気読みしちゃいましたよーでも最後アーシャ好きになっちゃいました!憎めないですよ! (2022年12月8日 18時) (レス) @page50 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2022年3月28日 18時
