【d!】彼氏が手を出してくれない【zm】

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「っひ」

「鮮やかに血が噴き出してね。即死じゃないから。安心して。でも総統室が血まみれになっちゃうね。じゃあ、心臓かな。あと脇の下。太腿。急所なんて腐るほどある。効率の悪い殺し方はしない。さて、聞こうか。……騙したね？」

「私です！私が……仕組んだ……」

少し強めにAがボールペンを首に押し当てれば、恐怖で彼女は首を縦に振る。失禁寸前らしい。

「実行したのは、アンタじゃない!!!!」

泣き叫ぶスティア。トントンはスティアを捕らえようとしたが、Aが手で制す。

「ええ。実行したのは私。それに関して処罰は受け入れるよ、グルッペン。でも……スティア、貴方が仕組んだ。貴方がこんなことを企まなければ、ゾムは傷つかずにすんだ」

「じゃあ、私のせいじゃないわね」

ため息をついたAは、スティアを廊下に引きずり出した。慌てて皆も追ってくる。

「やめなさいよ！離して！！」

「自白したら随分と強気だねぇ。人を殺すのは職業柄抵抗あるからさ。一生忘れられない思い出作ってあげるよ」

Aはボールペンを振り上げると、スティアの膀胱を服の上から刺激した。失禁寸前だったスティアは見事に漏らした。えげつないことをする、と皆はAを畏怖の念を込めて見る。

「あーあ。廊下が汚れた。舐めて綺麗にしなよ」

「っはぁ!?」

「貴方が汚したんでしょ？貴方の理論なら、漏らしたのは貴方なんだから、貴方が悪いでしょ？」

「……私が全部悪かったわよ!!!!もう、許して!!!!」

顔を真っ赤にして、泣いて俯いて叫んだスティア。Aはニッコリ笑って、スティアに言い放つ。

「ぬるいね。口頭で謝るのなんて3歳でもできるわ」

「…何、よ」

「土下座くらいしたら？あと今後どうするのか、教えてよ」

「……軍を、辞めます」

「っふふふ、それで済む訳、無いよねぇ。幹部暗殺を企んで、それを幹部に擦り付けようとしたんだもん。最初に言ったけど、私は人を殺すのは抵抗あるの。後は任せるよ」

そう言ってAはグルッペンを見る。

「流石だ。A。1人で解決するとはな。…さてと、Aが言えなかった言葉を俺が教えてやろう。スティア。反逆罪で、お前に死 刑を言い渡す」

「…嘘」

絶望するスティア。近寄ったAは、ゾムを刺した場所と同じところを刺す。

「いたい゛!!!ああ゛!!」

「それは、私からの恨み。で、これがゾムを刺した私への罰」

そう言うとAは、自分の腹を刺す。その行動は、皆に狂気を感じさせた。

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