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「A。せめて自衛の手段だけでも覚えた方がええんちゃう？」
先日のことを踏まえて、トントンが提案する。皆も、Aが死ぬのは嫌だからやってくれとそれっぽい理由を取り付ける。こうなってしまえば、どれだけ拒否しても無駄だとAは知っている。
「分かりました」
諦めたAは、バインダーをベンチに置いて立ち上がる。どうしたらいいものか……とAが呆然と立っていると、ショッピに手を引かれて訓練場のど真ん中に連れてこられた。
「……どうしろと？」
何を考えているのか分からない目で、Aがショッピを見る。ショッピは、満足そうに笑うと、皆の元へ戻ってしまった。
戸惑うA。そんな時、コネシマの馬鹿みたいに大きな声が、訓練場に響いた。
「今からゾムが、お前を倒しに行くから攻撃を避けたり、受け流したりしろ!!!!」
「……は」
誰が倒しに来るって？
Aの聞き間違いでなければ、我々国の最高戦力が倒しに来ると言っていた。考える暇もなく、拳を振り回しながら、ゾムが走ってきた。
その速さは、尋常では無い。
(こんなことなら、書類仕事選ぶべきだったな)
避ける気も無く、Aは拳を受け入れる準備をした。
「馬鹿野郎!!!」
直前で止まったゾムは、Aの肩を揺さぶる。
「今の敵やったら、死んどったで!?」
「……私が自衛しなくとも、皆さん助けてくれるでしょう」
とりあえずそう言って、Aは逃げ去った。
「可愛ええなぁ」
「俺らで守ったろ」
分かりやすく照れる皆を前に、トントンは大きなため息をつく。
「Aに嵌められとるとも知らずに……」
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アホです - 続きが見れない、めっちゃ気になります (4月17日 22時) (
レス) @page50 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
銀狐(プロフ) - 最後の悪役っぽいのは我らが頼れる後輩のshp君では？ (2021年8月24日 4時) (レス) id: b88b2ea9fb (このIDを非表示/違反報告)
シルバー(プロフ) - 当てちゃいました(笑) (2021年8月21日 22時) (レス) id: fda507aca1 (このIDを非表示/違反報告)
シルバー(プロフ) - 当たってました！ (2021年8月21日 21時) (レス) id: fda507aca1 (このIDを非表示/違反報告)
シルバー(プロフ) - もしかしてだけどー♪もしかしてだけどー♪これってhtrnじゃないの！ (2021年8月21日 11時) (レス) id: fda507aca1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年8月16日 21時
