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条野がAが住んでるアパートの
階段を降りている時だ。
「えっ…わぁッ！」
条野の耳にAの悲鳴が聴こえた。嫌な予感がして急いで階段を駆け上がる。
「Aさん？Aさん，返事をしなさい!!」
玄関の扉を
「居ない…，油断してました」
怪訝な顔をしながら携帯を取り出す条野。
一先ず猟犬に仲間に電話をかける。
「Aさんが!
───────何者かに誘拐されました!!」
───────────────────
「お久しぶりですAさん」
Aが目を開けると，そこには嬉しそうに微笑んだフョードルが居た。
「フョードルさん…。」
「ドス君，この子がAちゃん?」
フョードルの隣には道化師の格好をした青年。ニコッと楽しそうな笑顔をAに向ける。
「ハァイ!私はニコライ・ゴーゴリ」
手を振って挨拶するゴーゴリ。ロシア文豪が二人揃揃った事に心中で驚いたA。然し全く表情に出ない。
「
フョードルが頷いて返事をする。喫茶処でAが云ったあの言葉は彼にちゃんと届いてきたのだ。
「ハイ。これは私からプレゼント」
ゴーゴリがステッキを振ると花弁とリボンテープがポンッと音を立ててAの頭の上からヒラヒラ共に舞い落ちる。
「手品？…凄いです」
「にしては表情動かないね」
ゴーゴリがそう云うとAは目を伏せた。伏せられた淡紫色の瞳には少しだが虚が映る。
「分からないんです。泣き方が，笑い方が
……御免なさい」
酷く弱々しい声。ギョッとしたゴーゴリ。以前その声を聞いたことのあるフョードルも驚く。
Aが保っていた何かが少し綻んでしまった。
「分かりません…何故，私を……」
少し沈黙した後…伏せた目を二人に向けて「すいません。忘れてください」と何時もの綺麗で平坦な声を出したA。
「あの…ここは何処ですか？」
「アハハッ今頃。ハハハッ!」
ゴーゴリが陽気に笑う。フョードルも「気付くの遅すぎでは？」とクスクスと微笑んだ。
ゴーゴリの異能で公園に来ているA。するとヴェントスが慌てて主の元に来た。
「その緑の蝶々は？」
「異能生命体です，……エッ」
フョードルとゴーゴリの方を向くとAは
「逃げた方が…私が連れて行かれた事，
バレたみたいです」
「「えっ？」」
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黒灰白有無％(プロフ) - まさかの御義理母様登場！！？文字化けも方もやらせて頂いたのですが怖かったです笑、面白くてここまで一気読みさせて頂きました！引き続き楽しませて頂きます！！ (8月17日 14時) (
レス) @page44 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - お母様！？まさかの展開‼︎ (2022年11月1日 8時) (レス) @page44 id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - 御影さん» 本当に本当にわがままを聞いていただきありがとうございます。 (2022年10月29日 21時) (レス) id: caf70309bf (このIDを非表示/違反報告)
御影(プロフ) - ゆっきーさん» 性格，ちょこっとですが書いておきました。 (2022年10月29日 21時) (レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
御影(プロフ) - ゆっきーさん» 良いですよ，性格書いておきます (2022年10月29日 21時) (レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御影 | 作成日時：2022年10月14日 14時
