文豪と貴方の物語 紅葉

〃 ページ43

『………，……。』
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芥川
「なっ!?…何故Aが⁉」
彼が愕然とするほど血塗れになった自宅と夢主。まだ微かに息をしている夢主は，血を失った所為で寒くて震えています。
「僕(やつがれ)の恋人に手を出すとは…
余程殺されたいらしい。」
夢主に止血を施し毛布に包むと急いでマフィアの医療班の元へ連れていきます。


中原
「ｯ！…なァ、しｯかりしろよA!!」
涙目になりながら必死に夢主を呼びかけ続ける彼。旗会(フラッグス)が亡くなっている場面と重なってしまい苦しくて堪りません。
血を失い真っ青になった夢主を抱えて救援を呼ぶ彼。
「痛かｯたよな…ごめんな，
俺が早く帰ッてれば手前を守れたのに…。」


ドストエフスキー
「あぁアァ!?どうしてこんな!!」
血塗れの夢主を直ぐ様止血する彼。凄惨たる自宅と深い傷を負っている夢主。急いで病院に連れて行こうとします。
「嫌です…嫌です!!貴女を喪ったら…僕は…!!」


ゴーゴリ
「Aちゃん!?…冷たｯ…!!」
怪我を負った夢主に負担がかからないようソッと抱き上げた彼ですが…死体のように冷たくなってしまった夢主。まだ辛うじて息をしています。
「嫌だ…約束してくれたよね。
一緒に自由になるって…。置いて逝かないで…。」


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