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ASide
──────僕のモノなって下さい
フョードルさんのあの言葉がずっと頭の中を反芻している。何だろう…良く解らないけど”何かの欲“みたいなのが視えた。
顔は認識できなかったけど…悪い顔してたと思う…絶対に。走りながらも私は彼から逃げる算段を立てる。
生憎…私は彼らより頭が良くない。
異能生命体と能力については殆ど把握されているでしょうし…。
………。
………………。
“把握されている”
なら…一か八か…試して見る価値はありそうですね。彼につけられた発振器と盗聴器を利用しましょう。
”私が盗聴器に気づき利用する“ここまでは彼も読み切っていることでしょう。
でも…予測してなかったことは
天才をも動揺させる。
動揺は判断力を一瞬でも鈍らせる。
記憶が無いとはいえナメられては困ります。
───────────────
ＮＯSide
「おや…走るのをやめたようですね」
携帯の画面に送られてくるAの位置を確認してその場所に向かうフョードル。ゴーゴリもその後に続く。
「ねぇーねぇードス君。
この鬼ごっこって私も協力するの?」
「お好きにしてください」
チラリと此方を見遣る闇を宿すアメジストの目。ゴーゴリはニッコリと笑って「楽しそうだけど見てるだけにするよ」と云った。
「おや…てっきり参加するのかと」
「君がAちゃんに振り回されて
悪戦苦闘してる姿を見たくてさ!」
「フフフ…そうですか」
フョードルは不敵で余裕気に笑みを浮かべてAの居る場所に向かって歩き出す。
───────────────
ゴーゴリSide
Aちゃん。
どうして鬼ごっこを引き受けたんだい?
圧倒的に策略優れた相手の喧嘩を買って逃げ切るつもりでいる。そんな君に俄然興味が湧いたよ。
君みたいな少女が魔人をどうやって拐かし誑かすのか。期待してるよAちゃん。ドス君と私を愉しませることが出来るかな?
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黒灰白有無％(プロフ) - 完結おめでとう御座います!此処迄夢中で一気読させて頂きました,今章のタイトル回収や夢主の成長 無事皆が元に戻った嬉しさが溢れ感極まりました！ちゃんとフラグ?回収もしていて内容,迚も面白かったです!再び読み返しにきます是からも応援しております!失礼致しました (8月17日 16時) (
レス) @page33 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御影 | 作成日時：2023年2月22日 18時
