旦那様には敵いません ページ25
一緒に帰路にAと条野。道中ずっと旦那が無言なので嫌な予感しかしない。
玄関先に着いた途端。腕を掴まれグイッと中に引き入れられたA。
超至近距離にある彼の顔はとても不機嫌そうだった。ダラダラと汗をかきながら後退ろうとするA。
だが,腰に腕を回され逆に距離を詰められる
「却説,Aさん」
「ヒャイ…(アッ…コレ,シヌ)」
身を強張らせるA。
すると体が宙に浮く感覚を覚える。条野はAを姫抱きにしてリビングに入るとそのままソファー座ってAの腹部を労るように擦り始める。
「あ…あの,何を///」
「痛みは?」
首を横に振るA。すると条野から眉間のシワが取れホッとした様子の表情になる。
「全く無茶しないで下さい
貴女は私の奥さんなんですから…」
格好いいと思ってしまったA。
然し撫でられている腹部が微妙に擽ったいのだ。
「大丈夫ですから///降ろしてぇェェ///」
「駄目です。今後,異能を使ったら
痛くても痛くなくとも…こうしますので」
心配故のイジワル?
と口が裂けても云えないA。
「旦那様には敵いませんね…」
と呟いた。
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作者名:御影 | 作成日時:2022年12月2日 13時