与謝野先生の妹,無明の王と政略結婚しました【条野採菊】 (ページ5)

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朝から… ページ5

Aは枕元に置いてある携帯のアラーム音で目を覚ました。

『ふぁ…朝か』

寝ぼけならアラームを止めようと横を見る。

「おはようございますAさん」

何故か条野が居た。Aが悲鳴をあげようとすると口を手で塞がれてしまう。

「シー…近所迷惑になりますよ？」

『ｯ〜〜〜〜〜!!』

咄嗟に枕を投げると条野の顔に中たる。

「ッ〜何するんですか」

『其れは此方の台詞です!何で寝室に…!!』

「無防備に寝ているAさん。
迚も可愛かったです」

『勝手に入って来ないでください!!』

ペイッと部屋から追い出された条野。『朝から心臓に悪い!!』と床に崩れて小刻みに震えるA。

追い出された条野は溜息をついてリビングのソファーに腰を掛けた。本音を云うと無防備に寝ているAがあまりにも愛おしくて接吻(キス)したい衝動に駆られていたのだ。口元に手を当てて困惑している条野。

「(流石に危なかった///)」