親友と転生したらまた転生した件について。[獄都事変]

番外編　リク・家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。パロ　（名前）と木舌 ページ30

全部結婚してる設定です。全部歌詞ちょっと変えてます。

ドアを開けたらA(妻)が倒れてる。背中に突き刺さる包丁。

床は血塗れ、知らない人が見たら気絶するかもしれないな。

俺が落ち着いて

木「今日のは掃除が大変そうだな〜」

と笑うとAは満足そうに

A「ふふっ…」

と笑ってた。

木「明日はどんな死に方しているの？」

A「さぁ？予想してみてよ」

木「予想すらできないな〜」

明日はどんな死に方しているか予想すらできない。

ある日は頭に矢が刺さってたり、軍服で大斧抱えてたり、

砕牙の着ぐるみが死んでた時は流石にドア閉めようかと思った。

後片付けも結構大変で床の血糊を洗ったり

木「今日のは中々落ちないね」

A「ごめんなさい(;^ω^)」

矢が刺さったまま晩御飯作るのは勘弁してほしいかな…

A「今日はカレーだよ！」

木「御飯作る前に矢をなんとかしてほしいな」

家に帰るとAが必ず死んだふりをしているんだけど

ちょっと褒めると調子に乗るからできるだけスルーで…

木「今日はいつにもまして血がリアルだね…」

A「そりゃあ私の血だからね！」

木「やめて！」

結婚前は忙しくてもAに会うだけで楽しかった。

非番の日は買い物行ったり沢山遊んだのに。

結婚直後、亡者が増えて任務が多くなりAより

帰るのが遅くなってしまったり、遊ぶ時間が減ってしまった。

家で一人で待つAの気持ちを考えてなかった。

家に帰るとAが必ず死んだふりをしているのは

あの頃の二人に戻りたいからか俺には分からない。

家に帰った俺を待ってるAの演技見ることが

俺ら二人の愛の形ならばそれはそれでありだろう。

家に帰るとAが必ず死んだふりをしている。

今日はどんな死に方しているか期待して開けるドア。

木「ただいま〜」

A「おかえり〜」

木「今日は死んだふりしてないんだね」

A「今日はお客さんきたせいで、できなかった(´・ω・)」

木「お客さん？」

A「文と佐疫とお菓子パーティー」

木「へぇ楽しそうだね。俺もまぜてよ」

A「いいよ〜。あっでも疲れてるんじゃ…」

木「大丈夫」

A「なら一緒にお菓子パーティーしよう！」

木「うん」

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