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「光君は、それでいいの？？」
「えっ…。」
「後悔しない？？」
「…後悔？？」
” 高木は何を言ってるの？？”
ちょっと、理解できなくて。
それが、顔に出ちゃっていたのか、高木はそんな俺を見て、
また、ふって微笑んだ。
「伊野尾君、今日、誕生日だね。」
「…。だね。」
「おめでとう、言わなくていいの？？」
「…。うん。ちゃんと、言う。」
「って、今、廊下にいるけど。」
そう言って、高木が指差した方向には、
廊下から、教室を恐る恐る覗き込むいのちゃんがいた。
「えっ！？あっ…。」
「光君？？」
「俺、やっぱ、今日も早退する！！」
カバンを握りしめて、勢い良く、教室を出た。
いのちゃんの横を通り過ぎようとした時、
何か言いかけていたけれど、やっぱりまだ、会いたくなくて。
まだ、”ふたり”と”ひとり”になってしまったことを認めたくなくて。
急いで靴を履き替えて、外に出れば、
タイミング悪く、ポツリポツリと雨が降り出していた。
走って帰れば、なんとかなるか。
早足で、学校の門をくぐり抜けて、家路を急いだ。
「光！！」
突然、聞こえた、長年聞き慣れた高めの声。
後ろを振り返れば、さっき教室の前にいたいのちゃんが、
怒ったような悲しいような顔をして、傘をさして立っていた。
「いのちゃん…。」
「雨、降ってるから。この傘、使って。」
そう言って、ぐいっと俺に渡そうと傘を押しやった。
さっきよりも強くなってきた雨足。
けど、俺がこれ使ったら、いのちゃん濡れちゃうじゃん。
そう思って押し返した。
「走って、帰るから…いい。」
「ダメ！！使って！！」
目に涙をいっぱい溜めて、
押し返した傘を、さらに押し返された。
「いのちゃん、濡れちゃうから…。」
「それでもいいもん！！」
二人に押し出され、いのちゃんの傘がふわりと宙を舞う。
傘が、地面でバウンドして…。
それを見て、とうとう泣き出したいのちゃん。
ヒックヒックと小さな頃と変わらない、泣き方だった。
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みるみるみるきー(プロフ) - なんか、いい関係だわねー。男同士…うんうん。いやしの笑顔のタカキもよいです。 (2019年8月19日 11時) (
レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - ゆみさん» いつも読んでくださりありがとうございますm(_ _)m先ほど、メッセージの方に送付させていただきました。届いていない場合はお手数ですがこちらでお知らせいただければと思います☆よろしくお願いいたします＊ (2019年8月19日 1時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - すみません(>_<)パスワードではなく、パスヒントを教えて下さいですね！また、ひびた。さんのプロフィール欄に気付かず『ボード』にもメッセージを残してしまいました。すみません(>_<)よろしくお願いいたします。 (2019年8月12日 10時) (レス) id: 58cd24687a (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - ×-dame完結おめでとうございます。楽しく読ませていただきました！過去作品『たんぺん歌集』が大好きで再読したいのでパスワードを教えて頂けないでしょうか？Twitterをしていないのでよろしくお願いいたします。楽しく (2019年8月12日 10時) (レス) id: 58cd24687a (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - こはるさん» コメントありがとうございますm(_ _)mメッセージにて、パスヒント送付いたしました☆前に送付したものと同じです(^ ^)メッセージが万が一見れない場合は、ご連絡ください☆ (2019年8月1日 0時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
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