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見つめ合う二人と、ゆっくりと重なり合う唇。
薮が、いのちゃんの頬を優しく撫でたかと思うと、
それに対して、いのちゃんも微笑んで。
何度も何度も重なりあう、ふたりの唇。
俺が、来たことに気づきもしないで…。
ードサッ。
思わず、カバンを落としてしまって。
その音で、ふたりが俺の方に振り返った。
yb「光…。」
立ち上がる薮と、びっくりした顔のまま潤んだ瞳でこちらを見るいのちゃん。
hk「あ…。ごめん…。えっと…。先、帰る。」
言い終わらないうちに、駆け出した。
ふたりの言い訳する言葉や、引き止める声があったとしても聞こえないように。
言ってくれればよかったのに。
そんな関係になったのなら。
素直に言ってくれれば…。
そしたら、諦めがついたのに。
ーーー
そっから、行きも帰りも会わないように、
いつもより早く登校して、終わりの一限を体調不良を理由に先に帰るようにしていた。
tk「もう、仮病は無理じゃないですかね〜。」
今日の最終の授業前。
あいも変わらず、机に突っ伏している俺に、
今度は、無駄にイケてる声が、頭の上から投げかけられた。
tk「いい加減、逃げるのやめたら？？」
挑発的なその言葉に、ムッとして顔を上げた。
「逃げてねーし。」
「そう？？」
「ただ…。」
「『ただ』？？」
「どんな顔して会えばいいか、わかんねーだけ。」
俺の言葉に、高木は優しく、俺のことなんかお見通しって感じで微笑んだ。
「普通の顔して、会えばいいじゃん。」
「会えねーよ！！」
「なんで？」
「だって…ふたりは…。」
黙って下を向いてしまった俺に、高木は言葉を続けた。
「仲間はずれにされたみたいで嫌なの？？」
「…そんなわけじゃないけど。」
「ずっと、三人で仲良く『幼馴染』してたかったの？？」
「…。そうかも。」
あっさり認めた俺の言葉に、高木はふっと笑って俺の頭を撫でた。
その手が、優しければ優しいほど、俺はなんだか悲しくなった。
「いつか、ふたりとひとりに、別れるなんて思ってなかったんだ。」
「…そう。」
「だから…かも。」
「うん。」
「けど、幼馴染なら、応援してあげないといけないんだよね？？」
「ん？？」
「ふたりの、幸せを…。」
俺の頭を撫でる高木の手が止まった。
顔を上げて、高木をみると、悲しげな顔をしていて
「それでいいの？？」
って、言葉が今度は降ってきた。
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みるみるみるきー(プロフ) - なんか、いい関係だわねー。男同士…うんうん。いやしの笑顔のタカキもよいです。 (2019年8月19日 11時) (
レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - ゆみさん» いつも読んでくださりありがとうございますm(_ _)m先ほど、メッセージの方に送付させていただきました。届いていない場合はお手数ですがこちらでお知らせいただければと思います☆よろしくお願いいたします＊ (2019年8月19日 1時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - すみません(>_<)パスワードではなく、パスヒントを教えて下さいですね！また、ひびた。さんのプロフィール欄に気付かず『ボード』にもメッセージを残してしまいました。すみません(>_<)よろしくお願いいたします。 (2019年8月12日 10時) (レス) id: 58cd24687a (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - ×-dame完結おめでとうございます。楽しく読ませていただきました！過去作品『たんぺん歌集』が大好きで再読したいのでパスワードを教えて頂けないでしょうか？Twitterをしていないのでよろしくお願いいたします。楽しく (2019年8月12日 10時) (レス) id: 58cd24687a (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - こはるさん» コメントありがとうございますm(_ _)mメッセージにて、パスヒント送付いたしました☆前に送付したものと同じです(^ ^)メッセージが万が一見れない場合は、ご連絡ください☆ (2019年8月1日 0時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
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