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幼ななじみ (hk×in×yb) 高校二年生・梅雨 ページ8

『異次元たんぺん歌集』に載せていた『×-dame-(tk×in)』始まりの三部作、その2

××



-hk-




「ヒカ、最近、元気ないね〜。」



二限の授業終わり、だるさに任せて机に体を突っ伏してたら、
上から、暢気な声が落っこってきた。


だるそうに頭だけ動かして、声の方を見れば、
隣のクラスの大ちゃんが、立ったまま菓子パンを食べ、こちらを見下ろしていた。



「大ちゃんお行儀悪いよ〜。」

「だって、お腹すいたんだもん。」


答えになっていない、返事を返されて、
俺はまた、寝る体制に入ろうとした。


「待って!!寝ないで!!数Bの教科書貸して!!」

「…大ちゃん、このクラス、数B、授業ないよ。」

「えっ!?」

「いのちゃんか、薮にでも借りて。」


今、最も思い出したくない二人の名前。
言いながら、自分でも顔が曇るのがわかった。


「ヒカ…。薮ちゃんといのちゃんと喧嘩でもしたの??」

不安げな顔をする大ちゃん。



その顔を見ながら嘘はつけないから、
また寝るふりをして、机に突っ伏して顔を隠した。


「してないよ。ごめん…ちょっと眠いから寝る…。」





大ちゃん、ごめん。





本当に、喧嘩はしてないけれど、



今は、あの二人の前で、



俺、うまく笑えない。





ーーー






薮といのちゃん。そして俺。


物心ついた時からのご近所さん。


どこでも三人一緒で、仲の良い、いわゆる『幼馴染』。





小中高、ずっと一緒で、高校に入ってからは、
高木や大ちゃんも入れて、五人でいつも一緒に遊んでいた。




高二になって。
薮といのちゃん。大ちゃん。俺と高木。ってクラスは別れたけれど、




それでも、なんだかんだで仲良しで、

それでも、帰り道は三人一緒だった。





何も知らない俺は、本当に幸せだったと思う。


先週の、あの場面に出くわすまでは。




ーーー




いつものように、二人を迎えに教室に向かった放課後。

その日は、俺の委員会の仕事が長引いてて、
先に帰ってても良いって言ったのに、

二人で勉強して待ってるなんていうから。




離れてても、一緒にいようとしてくれることが嬉しくって、
急いで向かった、薮といのちゃんのクラス。




6月、梅雨入りしていて、蒸し暑いその日。


汗を滲ませながら、辿り着いたその静かな教室で見た光景は、

とても綺麗なドラマのワンシーンのようだった。





××

××→←××



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みるみるみるきー(プロフ) - なんか、いい関係だわねー。男同士…うんうん。いやしの笑顔のタカキもよいです。 (2019年8月19日 11時) (レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - ゆみさん» いつも読んでくださりありがとうございますm(_ _)m先ほど、メッセージの方に送付させていただきました。届いていない場合はお手数ですがこちらでお知らせいただければと思います☆よろしくお願いいたします* (2019年8月19日 1時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - すみません(>_<)パスワードではなく、パスヒントを教えて下さいですね!また、ひびた。さんのプロフィール欄に気付かず『ボード』にもメッセージを残してしまいました。すみません(>_<)よろしくお願いいたします。 (2019年8月12日 10時) (レス) id: 58cd24687a (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - ×-dame完結おめでとうございます。楽しく読ませていただきました!過去作品『たんぺん歌集』が大好きで再読したいのでパスワードを教えて頂けないでしょうか?Twitterをしていないのでよろしくお願いいたします。楽しく (2019年8月12日 10時) (レス) id: 58cd24687a (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - こはるさん» コメントありがとうございますm(_ _)mメッセージにて、パスヒント送付いたしました☆前に送付したものと同じです(^ ^)メッセージが万が一見れない場合は、ご連絡ください☆ (2019年8月1日 0時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひびた。 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年7月7日 0時

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