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途端、激しい光が辺りを包み込んだ。
それは針ネズミの球針体のひび割れから差し込んでいる。
「なんだ！？何が起きている！？」
「恭さん、これは！？」
ラル･ミルチとテツの叫び。それを聞いて、僕は小さな声で答えた。
「球針体が……壊れる」
死の卵から、彼が孵る。雛の孵化にしては、ずいぶんと狂暴的だが。
派手な爆音とともに、球針体が砕けた。
真っ白な砂埃。その中に、ぼぅっと炎が浮かんでいる。
オレンジ色の灯。それは埃の粒子を裂いて、姿を露にした。
ボスの死中からの帰還。その手には、彼の愛用の武器であるグローブがはめられている。
Xグローブ Ver.V.R.
僕がよく知っている彼も使っていた武器。
つまり、彼は越えたのだ。十四という若さで、ボンゴレの試練を。
彼は自分の武器を見て、緩く拳を握った。どことなく、半信半疑という心持ちで。
次の瞬間、彼のリングから、拳から純度の高い炎が漏れでた。済みきったオレンジの炎に、僕は笑った。
「ワオ」
彼は驚いた顔をして、自分の炎をマジマジと見ている。
そんな彼に言った。
「……少しだけ、僕の知ってるキミに似てきたかな。赤ん坊と同じで、僕をワクワクさせるキミにね」
頼りないけど、面白いことばかりくれるキミに。
……楽しくなってきた。
「ここから先は好きにしていいんだろ？赤ん坊」
「あぁ……。そういう約束だからな」
「じゃぁ、」
僕は炎を灯し、匣に注入した。中から、愛用のトンファーが飛び出す。
トンファーのグリップを握りしめた。
「はじめようか」
僕の殺意に、沢田綱吉は目を瞑った。ぎゅっと、顔に皺が刻まれる。
そうして、次に目を開けたとき……、そこに怯えの色はなかった。
鳶色の瞳が、勝ち気に僕を睨む。その瞳には、いくらかの自信が溢れていた。
この目。この目が好きだ。
「この闘いにルールはない」
好きで、好きでたまらなくて、
「キミが選べるのは、僕に勝つか……」
屈辱の色に染めたくなる。
「死ぬかだけだ」
「勝つさ」
キミは答えた。額の炎が揺れ広がる。
「……来なよ」
僕は笑った。嬉しくてたまらないから。
沢田綱吉が身構えて、自身の炎圧を上げた。
ラッキーアイテム
革ベルト
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紅うさぎ(プロフ) - 果口 陽暉さん» 三年越しにすみません！ 見落としてました…。。今さらの回答となってしまって申し訳ありません！ 更新がんばります！ (2020年5月4日 1時) (
レス) id: 8620c16f31 (このIDを非表示/違反報告)
果口 陽暉(プロフ) - もう、更新されないのでしょうか？気長に待ってます (2017年11月26日 17時) (レス) id: 17a8e4b861 (このIDを非表示/違反報告)
紅うさぎ(プロフ) - るらりさん» すみません！更新します！！！ (2016年6月8日 5時) (レス) id: 3b29655bc4 (このIDを非表示/違反報告)
るらり - 面白いです！頑張ってください！ (2016年6月6日 23時) (レス) id: 8d6d4eade5 (このIDを非表示/違反報告)
紅うさぎ(プロフ) - 魔太郎@バンガセloveさん» ありがとうございます。また更新しますね(笑) (2015年11月30日 1時) (携帯から) (レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
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