新聞と門番、28話 ページ34
「シロマさーん!サンドイッチと、今日はピーチティー持ってきました!」
「Aさんあざーッス!!」
Aはシロマからお代を貰い、シロマの隣へと座りサンドイッチを手渡した。
「あれ、お店の方は大丈夫?ですか?」
「はい!新人君が入ったので」
「今度言ってみますね」とシロマは笑い、サンドイッチを一口頬張った。今日のサンドイッチはチーズとハム、それにレタスを挟んだ見た目も味も悪くない寧ろプラスの具材である。
「新聞でーす」
その__やる気の無い__声と涼しい風が過ぎたかと思うと、次の瞬間Aの隣ではバシィンッ!と軽快な音と「ゥグッ?!」と言ううめき声が聞こえた。
「あんのクソ鳥っ...!」
「鳥...?」Aは__新聞を握り締める__シロマの見る視線の先を見て理解した。先程「新聞でーす」と通り過ぎたのはシロマと同じ獣人。それも鳥の獣人である。
「今度会ったら背骨折ってやる」
背骨は一本しか無いし折られたら軟体動物になってしまう。
そう、真顔で恐ろしい事を言うシロマを抑え考えた。
「じゃあ羽根からぶっちぎりましょう!」
何故かヘタクソだった敬語が怒ると綺麗になる事を知ったAはピーチティーを啜って思った。
(...あ、これレモンティーだ)
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銀理(プロフ) - ファーストMeさん» おやすみなさーい (2016年9月18日 23時) (レス) id: f344d7c9d7 (このIDを非表示/違反報告)
ファーストMe - 続編でクリーチャー出せや。(福沢さんボソッ)(  ̄▽ ̄) (2016年9月18日 23時) (レス) id: ef3ca94e4e (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - 銀理さん» 続編いくの? (2016年9月15日 22時) (携帯から) (レス) id: 1f857ebe9d (このIDを非表示/違反報告)
銀理(プロフ) - まろんさん» 続編でやる (2016年9月15日 22時) (レス) id: f344d7c9d7 (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - 銀理さん» ワタクシ鬼畜ですからwwそいえば、先ほどテンセーさん描き終わりましたよ。はよ月宮成仏させろやゴルァ (2016年9月14日 22時) (携帯から) (レス) id: 1f857ebe9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:引退より蘇りし駄作者 | 作成日時:2016年5月14日 12時