正門の妹、女優やってます (ページ41)

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その2 ページ41

西畑「そろそろリハーサル再開やってー」

トイレから帰ってきた大吾からの伝達

正門「じゃ、A起こしてくるわ」

西畑「待って！俺も行く！Aちゃんの可愛い寝顔見たい」

俺も俺もーって感じで11年組全員で起こしに行くことになった

隣にある部屋のドアを開けて中に入ろうとした、けど

正門「何してんねん！お前！」

まっさんの荒ぶった声を聞いて足が止まった
恐る恐る部屋の中を覗いてみると、若い男のスタッフが寝ているAの服をハサミで切ってるところやった

永瀬「俺誰か呼んでくるわ！」

廉が人を呼びに行って、まっさんはものすごい形相でAを抱きしめに行った
その男のスタッフは舌打ちして部屋を出て行こうとしたけど、俺らが食い止めた

中間「お前か！Aに手出したんか！？」

廉が呼んできたビルの警備員と、先輩たちが駆けつけてくる
特にAのこと可愛がっていた淳太くんとか照史くんとかがめっちゃ怒ってる
もちろん、他の先輩たちも怒ってたけど

そのスタッフは警備員に連れてかれて、騒ぎは治まってきた

『ん？どしたん？お兄ちゃん』

正門「大丈夫か？なんもされてへんか？」

『え、寝てただけやけど』

正門「そっか、ならええわ」

『はぁ！？待って！？なんで服切れてるん！？』

重岡「ごめんなぁ！俺の上着Aにかけたろって思ってたんやけどチャックんとこ引っかかってなぁ
無理矢理どうにかしようとしたら破けちゃったんよ」

『な、重岡くん…ご親切にどうも』

浜中「これ、Tシャツ替え1枚余ってたから着てええで」

『え、文一くん、ええんですか！？ありがとうございます！大好きです！』

濵田「あ、A、好きなジュース奢ったるで」

『え、ほんまですか！？なんですか？みなさん今日は一段と優しいですね〜』

佐野「そんなことあったんすね」

リチャ「Aが襲われてます！って廉が叫びながら部屋入ってきたからな、びっくりしたわ」

末澤「文一くんとかめちゃめちゃA可愛がってたから、めっちゃ静かに怒ってて怖かったな」

福本「あの日からまっさんの過保護増したんよ」

小島「それ今もA知らんのか」

福本「多分、誰も言ってへんと思う」

佐野「確かにそんなことあったら超過保護にもなるわな…」

リチャ「まぁ正門もやりすぎなとこはあるけどな」